ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

可能性は無限大。

5期目を迎えられる株式会社ビルドヒューマニー様経営計画発表会に本年もご招待いただきました。

毎年、オープニングに流すオリジナルムービーのご依頼をいただいているのですが、早いもので今年で4作目となりました。

企画する際に念頭に置いているのは、社員一人一人を平等に登場させ、主役にし、経営トップの方々を少しイジる(笑)
いくら面白く仕上がりそうでも、一人でも傷つけないこと、やりすぎないことに気をつけています。

今年はビルドの「B」をモチーフに自由に絵を描いていただき、皆さんの個性豊かな発想を褒め称える7分強の大作にしました。

 

しかし、、、

本当に皆さんの創造力は、いちデザイナーとしても勉強になりました。

 

とくにお茶目な南さんにだいぶ盛り上げていただきました(笑)

鑑賞後には100人近くを前に壇上でのスピーチが待っているのですが、コレが毎回デザイン制作するより難しい。。気の効いたことを言わなくていいのですが、あまりフツーのことも言ってもしょうがない。。
そんな私も何年もこういう機会を設けていただくうちに度胸もつき、アドリブも効くようになりました。これもビルドさんに鍛えていただいたおかげでございます(ホントは苦手なんですけどね泣)

 

代表・甲斐社長から「末永いお付き合いを頼みましたぞっ!」と有り難いお言葉。

もちろんでございますとも!

 

思えば4年前のロゴマークのご依頼から始まったこのご縁。

「社長の横に、アートディレクターを。」を、これからも体現できるよう精進してきます。
(甲斐社長、来年は待ちに待った『甲斐バンド』披露ですぞっ!笑)

 

御朱印に想いを込めて。

佐賀県より、再発掘が開始した吉野ヶ里遺跡御朱印のデザインをご依頼いただきました。
日本全国にある弥生時代遺跡めぐり(吉野ヶ里遺跡鳥取県妻木晩田遺跡など)を行う際に、各県自治体ごとにそれぞれ御朱印を作成し、全国にアピールするというもの。

 

遺跡を表す甕棺をモチーフに篆書体の中から新小篆、説文小篆をベースに制作いたしました。

福岡で一番大きい総合図書館の中でも貸出禁止の資料室にて様々な歴史書、文献などを分析〜研究し、たくさんの篆書体を拝ませていただきました。
パソコンのフォントには存在しない、様々な表情をした篆書体の美しさに改めて感動し、仕事を忘れて没頭した毎日でした。(文字の奥深さをまたひとつ勉強させてもらいました)

 

吉野ヶ里遺跡は、
歴史に思いを馳せる人々の夢や『浪漫』。

そして、
過去と未来をつなぎ、
日々の研究と情熱のバトンを託された皆さんが
今もなお、先人たちの想いを『継承』されています。

 

その吉野ヶ里遺跡を象徴する『浪漫』と『継承』。

それらを御朱印に込めました。

私も遺跡発掘資料室を見学させていただいたことがあるのですが、お話すればするほどその時の研究員さんたちのまるで少年のような純粋無垢な眼差しを思い出します。

 

結果、デザインもとても喜んでいただき、嬉しい限りです。

 

担当H川様からの「ただの御朱印だけに留まらず、マークとして今後も色々な展開がしたいです!」のお言葉が非常に印象的で、皆さまの日頃の想いをカタチにできて本当によかったと思いました。

佐賀県出身の私としても故郷に関するお仕事、今後も携わらせていただければ幸いです。
(親が喜ぶのです!泣)

 

 

詳しくは佐賀県HPをご覧いただければ幸いです。
吉野ヶ里遺跡のオリジナル御朱印ができました』(2022.10.4 PressRelease)

 

私の金メダル男。

待ちに待った息子の運動会。
コロナ禍により昨年は中止となりましたので、今年が初の開催。

行く道中、「頼むから調子にだけは乗らないでね」と妻に20回程念押しされ、いざ会場へ(乗るか!)

先生たちの手作りのオブジェをくぐり、息子も緊張気味。。

 

そして手拍子に合わせて入場、そのまま全児童による歌の発表。
息子の立ち位置は一番前のド真ん中!という絶好のポジション(さすが、持ってる!!)

・・・と思ったのもつかの間、一番前のド真ん中の園児がただ一人、ふて腐れて歌わないどころか、立とうともしません(泣)

もはや帰ろうともしません。完全ひとり運動会です(泣)

息子はなかなかの人見知りでございまして、慣れるまで時間がかかります。
ましてや行ったこともない小学校の体育館で、初めて囲まれる大人たちとカメラに圧倒され、例のやつがフルに発動されておりました(笑)

 

とある日、私と妻に向かって「二人は社交的なのにね〜どうしてだろうね〜」と言ってきた人がいらっしゃいます。

「・・・そうですねぇ〜」と私は軽くいなしておりましたが、妻曰く
完全に竹中直人になっていたらしいです。

 


いいんです、いいんです。
恐がりだろうが、気が小さかろうが、恥ずかしがり屋だろうが、それも個性。
絶対に皆と同じことやらなければいけない、なんてないんです。
それよりも、この一瞬一瞬をちゃんと目に焼き付けておかなければ。。

そんなことを考えながら、親子参加の障害物競走。

僕ら親子は見事にダントツ最下位(とりあえずメダル噛んどけ噛んどけ笑)

 

中盤からやっと環境にも慣れ、迎えた最後の大レース、全児童によるリレー競走。
私たちと目が合うと、グッと引き締める顔に成長を感じます。

・・・が、気合いを入れすぎてコース外を大まわり(泣)


いいんです、いいんです。
人と同じコースなんて走らなくていいんです。
「迷わず行けよ、行けば分かるさ」です。

何があろうと、彼は私にとって最高の金メダル男でございます。
息子よ、さぁラーメン喰って帰るぞい!!

 

【 今日の1本 】 
燃えよドラゴン1973年/100分/香港・アメリカ)

昭和の小学生が皆通ったヌンチャク作りを令和の子供に伝授していきたいと思います。

 

打ち合わせ、仕様。

テレビの前の長机を運び出し、ダイニングテーブルを、えっさホイサ。

はい、打ち合わせスペースのいっちょできあがり。

 

ココ最近はじめた、コロナ感染対策。

玄関先には、体表温度検知機の変わりに、犬。(またの名を「温度犬知機」)

 

うがい、手洗い、3密回避。

 

引き続き、感染対策しながら、
今週も皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

 

地域に愛されるお店へ。

先週オープンいたしました『台湾カステラ 百々鷹(ももたか)』へご挨拶。

外観のディレクションも担当させていただいたのですが、訪れる方々(とくにお子さんたち)から「カワイイ」「カワイイ」と評判という、嬉しいご報告。

親子連れの方などはどことなくモモタカくんを自分の子供と投影してくださるようで、「ウチの子に似てるよね笑」などのお話もちょこちょこ。
(実際、制作している横で妻が「息子に似てない?」と画面を覗き込んだくらいです。)

シンボルもキャラクターも効果がなければオシャレでもカッコよくても全く意味がありません。
いつもそれを念頭に制作しているのでこのご報告はとても嬉しかったです。

 

80過ぎくらいのお父さんが入店。モモタカくんとお父さんのコラボがとても微笑ましく、自転車のカゴに入れて機嫌良く帰られる後ろ姿に思わず敬礼。

 

24時間営業で頑張ってくれている百々鷹自動販売機。
店舗開業より先に自販機を設置していたのですが、その頃はなんとコチラに行列が出来ていたとか。

今も閉店後、小さい子を連れたご家族がパジャマ姿で買いに来られるそうで、小さい手にワンコイン握りしめてどのモモタカくんにしようか選んでいるお子様の姿を想像するとホッコリします。

常に補充が間に合わないほどで、クライアントも「嬉しい誤算でした」というくらい頑張ってくれています。(このタイミングでも売り切れがチラホラ)

 

商品撮影した時に撮っていたビジュアルを使ったポスターやミニのぼりを差し入れ。

モモタカくんが「動」なら、コチラはちょっと一息「静」のようなデザインを目指しました。
和紙の質感とも相性がよく、とても喜んでいただきました。


アルバイトの方たちが手作りで制作されたPOPたちが店内外にも装飾されており、

「もっとお店をよくしたい!」と楽しみながら自発的にたくさん提案してくれる、とクライアントも大喜び。いいです、いいです、素晴らしい。実際顧客と接するのは販売スタッフの皆さん。現場が盛り上がるとそれが百々鷹の看板になります。
若い人たちの感性でたくさん盛り上げてやってください!

こちら焼きたて。そうやって楽しんで作っているものは美味しいに決まってます。

 

原価が高騰するご時世ですが、「絶対に390円という価格帯は守ります。」というT岡GMの頼もしいお言葉。利益よりまずお客さまに美味しく楽しく喜んでもらえるもの。
そのモットーがこの商品には詰まっています。

 

・・・気づけばショーケースいっぱいだったカステラもご覧のとおり(いつの間に!驚)。

「残り全ていただきます!」と慌てて購入。

(食いしん坊の卑しん坊、A生兄やん、待ってろよ!)

 

「地域に愛されるお店にしたい」

クライアントの想いは確実に届いています。

 

■台湾カステラ 百々鷹(ももたか)
住所:福岡県福岡市東区奈多3-1-18
電話:092-600-9840

営業時間:10:00〜17:00
定休日:毎週月曜日
駐車場:15台完備

 

ダンプカーチャレンジ。

「ダンプカーほしい」
「ダメ」
「ダンプカーほしい」
「ダメ」
「ダンプ」
「ダメ」


こうした稟議のやりとりが数ヶ月、、とうとう我が家の大蔵大臣が重い腰を上げ、
『ダンプカーチャレンジ』なる表を作成。

後片付け、歯磨き、、などなど、なかなか苦手としている作業を遂行するたび、シールを一枚貼る。10枚揃えば晴れてダンプカーとご対面、というルールでございます。
(なんでもカンタンに買い与えないのが家永家(特に妻)のルール)

この表ができてから、動く動く、続ける続ける、見違えるように変わった息子。

 

数週間後、

10枚のシール表と引き換えに我が家にやってきたダンプカー。

可動式でございます。

「おおっ!」「おおっ!」と今はどこに行くにも一緒です。

 

でも彼が保育園で走り回っている間、一番傍で可愛がっているのはこの方かもしれません。

今週も皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

 

【 今日の1本 】 
破獄(1985年/90分/日本)

こういう時の息子の執念たるや、『破獄』の緒形拳のようです。