ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

妻の精神。

こんなに天気の良い日は野間大池公園でくつろぎます。

妻と息子は二人して砂遊び・・・

いや、絵を描いている・・・

違うな、ダンゴ虫探し・・・

 

 

・・・正解は草むしり。

(あの・・・君たちさぁ、こんだけ広いんだからボールとかで遊ぼうよ。。)

 

『来た時よりも美しく』の妻の精神は確実に息子に受け継がれているようです。
(オモチャもちゃんと片付けようね泣)

 

 

【 今日の1本 】 
親切なクムジャさん2005年/114分/韓国)

クムジャさん顔負けの、誰にでも親切な妻。
驚くことに、そんな妻でも45年の人生でキレて思いきり顔面を殴ったことが2回あるそうで。
その2回とも私だそうで。。泣

 

嵐を呼ぶ男。

「オ・イ・ラぁわぁドぉラマぁ〜」「ヤぁクぅザなドぉるラマぁあ〜〜〜」

肩で風切り闊歩するはこのお方。

私の父(ジイジともいう)がレクチャーした『嵐を呼ぶ男』をマスターした息子は、今朝も巻き舌で歌いながら保育園に向かいます。またややこしい歌を孫にまで伝授しよって....。

「このヤロー!」「かかってこい!」「あれあれノビちゃったぁ〜!」と曲中のセリフまで暗記した息子。その姿を見て手を叩いて喜ぶ爺さん。(おい!)

私が小さい頃は『無法松の一生』を覚えさせられ、度胸千両を熱唱しながら保育園まで通いました。ええ、今も昔も家永家の男たちへのジジイの教育は何ら変わりません。

散歩しているお婆ちゃんたちに「ボクは古い歌知ってるねぇ笑」と感心されたり、すれ違い際に「えっ?」と二度見されたり・・・なんだかんだこの曲が地域のコミュニケーションに一役買っているのは間違いなさそうです。

ジイさんと、「次は『錆びたナイフ』やな!」「うん!」と電話しているところを見ると息子もまんざらでは無さそうで。。(まぁ、要は家永家の調子乗りの気質はそのまま受け継いでいるということで泣)

世の中を広い視野で見る人間になってくれたまえ。 よっ、城南区裕次郎!!

 

 

【 今日の1本 】 
お早よう(1959年94分/日本)

小津さんの映画のような人生を送れたらこれいかに幸せなことか。

 

なつい、海水浴 in百道浜。

祭りもいいけど、やっぱり海だ。

今年初の、海水浴に行ってまいりました。

 

猛暑対策として、9時には到着。昼前には退散するという計画です。

 

しかし、太陽はご機嫌MAX。すでに燦々と照りつける紫外線を避けることは至難の業です。とりあえず顔だけはしっかりガード。水温も丁度よかったようで、息子も気持ちよさそうにはしゃいでいました。

この日はやたらワカメが浮いていて、息子とワカメケーキなるものを合作↓。

ミネラル豊富な一品も、数分後にはザザァ〜っと波が完食。

 

砂が付いた手で食べるおにぎりもオツなもので、青空と大海原に息子よりもリフレッシュできたのは大人の方かもしれません。

インドアな夫婦がアウトドアになったこの日を境に、日焼けによるヒリヒリに悩まされることになります。

 

右手に横切る、一本線。

とある日のこと。

漢方の先生が右手をのぞき込み「おっ、ますかけ線!」と珍しそうに「あなた、天下取りやね!」と興味津々。45年間、一瞬も考えたことのない天下人のご降臨です。

手のひらに刻まれた「て」を見ては、へんちくりんな手相だと幼少の頃から思っていましたが、100人に2・3人というかなり珍しいもので、天下統一を果たした織田信長豊臣秀吉徳川家康、全員「ますかけ相」で、掴んだ運を離さない強烈な運勢・・・だと言うことを今頃知ることになるのです。

 

「若い時に辛抱強く努力を続けることで、一気に開花し大成功を収める大器晩成型。ずば抜けたアイデアとビジネス運で、金運を引き寄せる」と恥ずかしいぐらいに褒めちぎられ、上機嫌で調べ続けますと・・・「あまりの運の強さから『100 or 0』『どん底 or 大成功』の極端にはっきりした運命をたどる可能性あり」と、せっかくの能力を活かせず生活苦に陥ることもあると記してあり......一気に落胆。

冷静に考えてみれば、天下を取るよりも身の丈に合った生活環境で健やかに暮らす方が望ましく、コレ欲しいけど今はガマン!と節制する自分でありたいですし、そんな野心家でもない私が『0』とか『どん底』とか、そりゃあんまりだなと思うのです。

 

結局は、掴むも逃すも自分次第なのであれば、淡い期待などさせないでいただきたい。
調子に乗った自分が恥ずかしいではありませんか。

100でも0でもなく、55・・・いや本音を言うと60あたりをいただければ嬉しいので、天下人さん、どうぞよろしくお願いします。

 

2023、夏、地元まつり。

時は申の刻下がり、我ら地域の夏祭りが開催されました。

保育園が終わって直行し、夕方5時からの開催と同時に会場入り。

手際よく出店を巡り、かき氷・焼きそば・唐揚げ・豚バラ・ビールを調達。まずは、腹ごしらえです。

いよいよ始まる、地域の夏祭り。

↑我が家の『お祭り男』も浴衣で盆踊りに備えます。

 

いつもとは違うおしゃれをした、夏休みの子どもたち。見慣れた運動場なのにちょっとソワソワして、密かに想いを寄せるあの子の浴衣姿にドキっとしたり・・・。ひと夏の思い出が交差する場所。

場内で保育園のお友達も見かけたのですが本調子が出ないのでしょう、妙に恥ずかしいようで、お互い声を掛けられません。

 

そうそう。そういうの、なんか大切。

 

2年後、息子も通うであろうこの場所で色々な時間を積み上げていくわけでして、一緒にお祭りに行けるのも期間限定。あっという間に「友達と行ってくるけん、千円ちょうだい」とか言われるのでしょう。

うんうん、それはそれで、良い。

しかしご主人は「それは寂し過ぎるっ」と、陰でコッソリ付いて行くと言い張り、作戦としては友達にも好きなだけ出店で買い物をさせてやり自分も輪に入るとのこと(やだやだ)。

 

 

そんなこんなでぞんぶんに夏祭りを堪能し、はしゃぎ疲れた息子(4歳7ヵ月)を背負い、夕暮れと共に家路をテクテク。

「わっしょいっ!」「わっしょいっ!」と背中越しから伝わる息子のかけ声。神輿を背負うかのごとく腰にきますが、こんなふうに背負うことも無くなるんだなぁと考えると・・・背負いますとも、担ぎますとも。

腰痛に絶えながら17.6Kgを背負って帰った、2023年 夏。

この日の夕暮れを、わたしは忘れません。

 

雨のオーガマン。

ご主人「長住まつりがあるってよ!」

急きょ予定を変更して、行ってまいりました。

 

この日だけは歩行者天国に姿を変え、祭り人で賑わいます。

子ども神輿やパレード部隊が練り歩き、両脇をかためる出店の数々。

時代は変われども、お祭りのアナログ感は変わりません。

 

ボクは、カキ氷で涼を。

カカは、豚バラでタンパク質を。

この他に焼きそばも食べましたし、気になっていた冷やしキュウリにも挑戦しました。

浅漬けを想像していた私は、その名の通り冷たい(だけの)キュウリに一瞬「え?」と戸惑いつつもガリガリっと。気分はカッパ。

キュウリをガリガリしながら散策を続けていますと「あれやりたい!」と息子(4歳7ヵ月)がねだるはスーパーボールすくい。

 

金魚すらすくえない紙製で、どうしてすくえようか。

今日だけは、そんな野暮なこと言っちゃぁいけねぇな。

すくった数分後、地面までビヨ〜ンと伸びた水風船が見事に破裂しようとも、祭りというのはそもそも夢物語のようなものなのです。だから冷たいキュウリだって成立するのではないでしょうか。

 

お次はタコ焼きも食べたいなぁと、うろうろしながらメイン会場まで到着しますと、そこはリトル沖縄。

伝統舞踊が披露されており、すっかり見入ってしまいました。

この獅子に頭をガブっと噛まれたかった。

 

沖縄を堪能した後は、地元の保育園児によるポニョの合奏。

息子と同年代の頑張り屋さんたちに、大きな拍手を!

 

長住まつりがここまで豊かで楽しいお祭りだとは知らず満喫しておりますと、舞台裏ではオーガマンが待機しているではありませんか。

御用達の大賀薬局でちょくちょくポスターを拝見しておりましたので、おもわず「あ!」と指差す45歳。

司会のお姉さんと子供たちのかけ声を聞きながら今一度気合いを入れる薬剤戦士たち。

どんなアクションを披露してくれるのか期待も膨らむ中、じわじわっと辺りが薄暗くなり始め、ゴロゴロゴロ.....。これもオーガマンの演出なのか?さすがオーガマン、魅せ方を知ってるなぁ〜.....なんてワクワクしていますと、スピーカーからの音でも演出でもなく、まさかまさかホンモノの雷雨。それも、ひどい方。一目散に会場を後にする観客。

通り雨でありますようにと祈るも願い届かず、雨脚は強くなる一方。

お店のテントや遊具に逃げ込む観客たち、それでもステージに戻ってきた観客たち、の裏で大我慢する薬剤戦士たち↓。

止む気配の無い雷雨に、私たち家族は帰宅を決意。

 

大雨に打たれながら小走りで駐車場に向かいながら、これもまた非日常で楽しいかもしれないなと、雨粒と戯れる息子を見て思いました。

駐車場に着く頃には雨も止み、長住まつりのその後が気にはなりますが、オーガマンがきっと丸くおさめてくれたことでしょう。

 

食べそびれたタコ焼きは、来年へ持ち越しとします。

 

自然との共存。

記録的な大雨で土砂災害に見舞われた福岡県東峰村での災害ボランティア。

6年前も豪雨によって記録的な被害を受けたこの地域は普段は清らかな川の流れと小石原・高取焼の窯元が並ぶ風情ある村です。

休憩時間、ボランティアリーダーと福祉協議会さんの会話が聞こえてきましたが、度重なる災害により人工的に山を塞き止めることも検討してはいるものの、それはそれで水はけが悪くなり、ゆくゆくは自然環境・生態系を壊すことに繋がりかねないという懸念もあるそうです。(もちろん様々な見解があると思います)

もちろん人の犠牲が一番あってはならないことですが、そこを全て人工で補おうとすると未来の自分たちに還ってくる。自然と人間の共存。双方にとってよりよい関係を持続させるためにまず目の前のゴミひとつからでもできるエネルギー削減に私も努めたいと思います。


どこぞの党の先生方も、何十人規模でフランスまで旅行研修に行くのなら、まだまだ日本で見て欲しい現場が山ほどあるんですけどね。