ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

魔太郎の、むかしむかし。

ご主人が仲良くさせていただいている後輩のひとり、魔太郎さんことコピーライターI野氏が、この度絵本作家デビュー。

 

『さびれた村とかいぞくだんと』

『第3回 絵本テキストグランプリ』グランプリ受賞作品でして、吉報が届いた時は驚きと同時に、やっぱりやってくれたな、という納得感。

 

ご自身のお子さんに読み聞かせをしているうちに、書いてみたいというキモチが芽生えられたそうで、ちょっと分かる気がしました。

子どもにもスーッと伝わる内容でありながらも、大人的には気になる要素も踏まえた物語。友人という特権を活用し、感想を伝えながら制作意図をインタビュー。

やっぱり、I野氏らしいなと思いました。

 

幼き息子にプレゼントしてくださった絵本は、ヘビロテで今も愛読中。

次回作も期待しつつ、秋の読書習慣に『さびれた村とかいぞくだんと』をオススメいたします。

 

 

余談ですが・・・

 

初対面のねぎ(愛犬)を目の前に「この犬黄ばんでますね」と一言。

「このうらみ、はらさでおくべきか。」

 

こっちの、台詞や。

 

秋の、クラフト巡り。

10月の半ばに糸島で開催された『糸フェス』に行ってまいりました。

地元で活動されている作家さんが集結したマーケット。

陶器・ファブリック・アクセサリー・木工。日常を豊かにしてくれそうなアイテムがめじろおしでワクワクする私を差し置いて、4歳9ヵ月は猛ダッシュ・・・。

 

そうさ、そうさ。こーなるって、分かっとったわ。

 

一先ず遊んで体力を消費させ、お腹をペコペコに。その後のお昼ご飯でまったりモードになる予定が、血糖値が上がって眠くなるアレが通用しない、恐るべし子どもの体力。エネルギーの好循環。元気を取り戻し、再び走り出す・・・。

そんな息子をご主人に託し(眠くなりかける前に)、いざブース巡りに出発です。

 

いやいや・・・やっぱり手作りって、良いですな。

なぜ、こーも安心するんでしょうね。

素材そのものを生かした工程は、作り手の方の愛情が伝わってきます。

塩でぎゅっとむすんだおにぎりが美味しいのと似ているかもしれませんね。

 

さて、今回の最大の目的はコチラの工房↓。

陶工房 Ronさん。

 

哀愁とまどろみが漂う、なんとも言えぬ世界観が大好きなのです。

この子たちと目が合っが百年目。

我が家に来たいと手を上げる子は誰かな?

 

続けること。

週末開催されたクリエイティブ×エンターテインメント体験イベント『The Creators(ザ・クリエイターズ』。

ウォークが本当にいるかどうか確かめに来ました。

 

『福岡・博多のご当地キャラクターとアバターDEダンシング!』に並ぶは、小さい頃から佐賀でもCMが流れていた馴染み深いキャラクターたち。あの、、本当にご当地キャラクターのお仲間に入っていいのでしょうか。。

ドキドキしながら特設ブースに入ると、、、、6人目にはなんと、

いたいた!ウォークだ!本当にいた!!(K田さん、ウソじゃなかったんですね!泣)
なんと現時点でリクエスト3位という快挙!無名の新人リンカーン・ホークです!

 

テンション上がった妻は早速ダンシング。もちろん扮するのは我らがウォーク。

ウォークになって踊る妻。(注意:右上の「出口」は決して妻を指しているワケではありません。)

福生のライブハウスでベンジーを観て「これは世に出さないといけない」と加入を申し出た達也しかり、チバとの対バン後「俺に叩かせてくれないか」と声をかけたクハラしかり、23年前、彼女の部屋に飾られている絵を見たときに「アンタは絶対にこれをもっと外に出すべきだ」と言ったことがあります。

この人の描くものは、どれも(カワイイでしょ?)と媚びを売ることもなく、目立とうとすることもなく、もの悲しいけどなんか居心地がいい、そんな絵ばかりで、自分だけの趣味だけにしとくのは勿体ないと感じた瞬間でした。

そこから彼女なりに絵を磨き続け、一度は全てを諦めてしまって、それでまたミカドヤとして復活させて、、、。色々ありましたが、学校を出たワケではなく、修業に出たワケでもなく、この人はずっと独学でここまでやってきました。本当にスゴイと思うのです。

 

20代の頃の彼女も将来自分の作品がこんなことになるなんて思ってもみなかったでしょう。

 

クリエイターを目指している若い人たちに言えることは、いい学校を出ようが独学だろうが、とにかく『続けること』。

そしてあまり知識ばかり詰め込みすぎないこと、だと私は思っています。

 

舞台上では未来のちびっ子クリエイターさんたちによる、次なる天神の街のプレゼンテーション。

アタマが柔らかいなぁ〜素晴らしい。クリエイトってこういうことだよなぁ〜。

 

母親の晴れの日を知ってか知らずか息子はウォークよりもバルーンアートに夢中。

ウォーク vs ピカチュウピカチュウに軍配。(ピカーーッ!!!!怒)

 

NTT関係の方とご挨拶する機会があったのですが、「え!『大名行列』をやられた方なんですか!」「うわー覚えてますよ〜!」と、10年以上前のdocomoさんの広告話に花が咲きました。

私自身は全く有名ではありませんが、携わったお仕事が今でも記憶に残ってもらっている、クリエイターとしてこれより嬉しいことはありません。広告としては大成功です!(N村、こりゃ今年飲まなイカンな!!笑)

 

設置していたポストカードも十数枚になってきており、イベント終了後には全て無くなったという嬉しいご報告もいただきました。

ウォーク、本当に2日間お疲れさまでした。

 

そんな私どもも、来月で結婚20周年。

ずっとこの仕事が続けられるよう、夫婦二人三脚でこれからもやっていきます。

 

関係者の皆さま、誠にありがとうございました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

やったぜ、運動会。

秋風が漂う10月。息子(4歳9ヵ月)の運動会に参加してまいりました。

 

昨年は、泣きべそ入場行進で、準備体操は先生に抱っこされ、あれだけ家で披露してくれたダンスも、ひとりフリーズ状態。

そんな前回を踏まえ「参加することに意義があるんだ」とご主人とふたり、うんうんと、自分たちに言い聞かせ「がんばろうね!」とはしゃぐのを控え、当日を粛々と迎えました。(「毎回、一番前で構える俺のカメラがプレッシャーになっているかも!」と今回はご主人もカメラは家に置いてきました。)

 

 

やはり案の定、朝から「行きたくない」の一点張り。

「がんばろう」はNGワードなので、「行くだけ行く?」「行ったらさ、ガンダム見に行こうよ。」と諭すも、効き目なし。

 

こうなったら、作戦変更。

 

「実はさ、カカ(わたし)も運動会、大嫌いだったんだよね、足が遅くてさ・・・。だから、A(息子)は速く走れるやろ?カカね、Aが羨ましいんだよねぇ。」と思い出ぽろぽろ。

リレーに選出されることが多かった私ですが、嘘も方便。息子の為なら嘘だって朝飯前。そんな愛溢れる嘘に息子の顔色も一瞬変わり、イケるかと思いきや・・・手応えはイマイチ。

 

 

次なる作戦はリラックス法、深呼吸の伝授。

「おぉ〜〜〜〜きく、息をお腹に入れてぇ、すぅーーー−−っと吐く!」
鼻の穴をMAX開いた状態でのけぞり、ばふ〜っと前屈。ふざけて大袈裟にやっている姿を園の親御さんに見られ失笑されるも、これまたイマイチ。

 

嘘も恥も効果がなく、どーしたもんかと思っているところに、救世主現る。

 

いるではありませんか!息子と同じく「行きたくない」どんより派の男子くん。その子も緊張しているようで、ご両親と挨拶すると「そうなんですよ、うちのも朝から大変でした・・・」とのこと。

救世主くんのおかげで「緊張しているのは自分だけじゃないんだ!」と同志の存在が勇気になったのか、息子の足取りが軽くなりました。

 

それからは切り替えがうまくいったようで、緊張しながらも元気に入場行進。準備体操のバナナ体操もクリア!ダンスだって笑顔で踊れ、応援席にいる私たちに手を振る余裕まであるじゃないですか!昨年だったら考えられない光景です。

45歳の母の手をひく、4歳の息子。

老後も安泰。

 

 

昨年の運動会で本領発揮できなかったことが一番悲しかったのは息子なんです。そんな悔しさや不安を乗り越えたことが嬉しいのは、私たちよりも彼自身なのではないでしょうか。

できなかったからこそ、喜びも倍。できなかった経験が実を結んだ瞬間です。

救世主くんも全力投球できたようで、互いに良かったね〜と一緒にラーメン屋さんにてお疲れ様会。朝から子どもの機嫌取りに奔走した私たち両親組にも、豚骨ラーメンが染み渡ります。

 

ほんと、ほんと、良くがんばったね。

園の先生たちのおかげで、いい経験させてもらってるね。

肌着で出場してたけど、
ま、いっか。

 

 

・・・最後に、ご主人。
保護者のみの大綱引き大会で、負けて「クソッ!!」とホンキで悔しがるのはおやめなさい。

他のお父さんたちがビックリしています。少しは息子を見習いなさい。あと早く骨折を治しなさい。

 

動くウォーク。

今週末10月21日(土)・22日(日)、福岡市役所ふれあい広場などで開催されますクリエイティブ×エンターテインメント体験イベント『The Creators(ザ・クリエイターズ』。

なんとなんと、ミカドヤが開発したキャラクター『ウォーク』がメタバース関連のPRブースにて出展されることとなりました。

福岡商工会議所さまの各事業キャラクターとして今まで2D空間で働いてもらっていましたが、今回初となるアバターとして動くウォーク。

 

しかも聞くところによると『博多ぶらぶら』『チロリアン』『めんべーくん』などなど福岡では昔から馴染み深いご当地キャラクターたちと肩を並べるそうで、先輩たちには到底及びませんが、いつの日かこの子も福岡の顔の一員になってくれたら嬉しいです。

 

当日は枚数限定ではありますがポストカードも無料設置しておりますので、石野卓球氏のライブを観たついでに持ち帰っていただければ幸いです。

ウォークは私と一緒で緊張しいなので、我々も当日は会場にてそっと見守りたいと思います。

この場をお借りしてウォークを見つけてくださったK田さま、関連会社の皆さま、参加させていただき誠にありがとうございます。
(ウォーク、ガンバレ!)

 

The Creators(ザ・クリエイターズ
日時:10月21日(土)・22日(日)
会場:福岡市役所ふれあい広場
入場料:無料

 

防災の日、出動。

地域で開催された防災のイベントに行ってまいりました。

体育館では避難時に使用する段ボールベッドの体験や応急処置の指導、防災グッズの紹介などがおこなわれており、普段からの心がけが大切だなと実感。

 

運動場では自衛隊の車両展示もあり、なんだか迫力満点。

タイヤもでっかくて、息子も興奮気味です。

自然災害時での救助活動についてお話を聞くことができたのですが、隊員の皆さんはあらゆる状況の中でも一通りのことができるよう訓練されているそうです。

一通りとは、その場所で安全を確保し、ご飯を食べ、眠ること。

危険な場所を安全な場所にする。

 

強風が荒れ狂う中でも?洪水が押し寄せる中でも?弾丸が飛び交う中でも?想像を絶する光景を安全な環境に整える力を日々学ばれているのです。

 

最近は女性の入隊も増えたそうで、頭が下がる思いでお話を聞いていると遠くでは、、、

装甲機動車の車内をパシャパシャ写真を撮って、隊員に注意を受けているご主人の姿が。

 

 

 

・・・。

 

 

 

動けばいつも何か起こるご主人は放っておき、息子と二人で豚汁の炊き出しをご馳走になりました。

炊き出しも練習の一貫でおこなわれたようで、味もばっちり。

怒られた後のご主人も合流して、家族でお相伴にあずかりました。

 

小学生が元気に登校する校舎も、時と場合では避難所に姿を変えることも。

自然災害もあるでしょうし、人為的な災害も遠い国の話しではないのかも。

自衛隊車両が行き来する日があるはずはない、そう願うも、ニュースで流れる情勢を目にしますと果たしてどうなのか・・・不安がよぎります。

温暖化をSTOPできないのでしょうか。話し合いで解決できないものなのでしょうか。

人間なら解決できそうで、人間だから解決できないのかもしれない。

 

なんとも悩み深き、秋の昼下がりでした。

 

お耳を、拝借。

耳鼻科にいって耳掃除をしていましたが、私も息子もコツを掴みました。

耳かきもそうですが爪切りや洗髪など、親のサポート無しでもやっていける日が知らず知らずのうちに増えていくのです。

 

授乳やオムツ替え、離乳食の食べさせに衣類の脱着。あれよあれよと自分でこなすようになり、今じゃ玄関で揃っていない私の靴を整えてくれるまでに成長。

 

成長する息子と、老化するわたしたち。

 

三人四脚で、これからもやっていきましょうね。