最近、ご主人が図書館で借りてきた本。
その名も「真性活字中毒者読本」。
・・・表紙にはうっすらと水墨画で注射器が描かれています。
明朝体の歴史を今一度勉強中のようですね。
ご主人は師匠さんの影響から、とにかく書体が好きで、書体のディテールを眺めては、
「ふ〜。いいなぁこのライン。」とため息を漏らしています。
「データ上の書体が全てじゃない。」
これが信条のようで、
デジタル化されてない書体や欲しい書体は、全てトレースし、
昔の写植文字を復活させております。
今回取り組まれた書体が「築地体」。
既にデータ化もされて購入可能な書体のようですが、
「この文字を設計した人の気持ちをもっと知りたい。」と、
様々な資料を元に復元しておりました。