ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

愛犬の点眼でお困りの方へ〜その後編〜。

2011年12月にねぎ(犬)が「若年性 白内障」と診断されまして、点眼生活も9ヶ月目。


同じ悩みを持つ飼い主様より何件かお問い合わせをいただき、
そこで、何かの足しになればと…経過報告をさせて頂きます。


ねぎもおかげさまで1歳6ヶ月を迎えることが出来ました。今では体重も13㎏〜14㎏をいったりきたり。

生後二ヶ月↑。



これまでの簡単な経過としてまして・・・(2011年12月23日・28日付 記事参照)

模範的な点眼方法はまず失敗

オリジナル方法(高台に登らせる・アトマイザーを導入・スペシャルなおやつを用意etc)もいまいち

強硬手段の力業で押さえ込むも、元オオカミ族には勝てない


このようなすったもんだを繰り返し、辿り着きましたのが「ねぎの性格分析」。
〜彼を知り己を知れば百戦殆からず〜
孫子もおっしゃってますように、まずはねぎの性格を把握。これなしではねぎにあった点眼方法は見つかりません。


人間でもおっかなびっくりする点眼が犬にとって気持ちがいいわけがなく…逃げ惑うのは当然。
ご主人と私がアワアワするとねぎに不安がに伝わり混乱している様子。


しかし、こちらが「点眼させるまで離さんぞっ」と腹を決めた頃からでしょうか、ねぎが観念し始めたように思います。
特に、ご主人が相手ではかなわないと分かってきはじめました。


結果、今の私たちの点眼方法は
①おやつ片手に目薬をチラつかせる。←「なぬっ!」という表情が面白い
②ご主人がねぎを上向きにだっこ←人間の赤ちゃんをだっこするよう
③マズルを持ち軽く顔を上に向けさせ、点眼担当の私がねぎの瞼を軽く開きながら「はい、いち・にぃ」のかけ声と同時に投薬
 ↑最初のうちは命中しなくても良し。点眼という「動作自体」をたたき込むのが肝心要
④でかしたっ、でかしたっ!とご褒美のおやつ



それができりゃ、聞いてないよ・・・
とリアルタイムで点眼にお悩みの方にはさほど朗報ではないかと思いますが、
私が今お伝えできることは「諦めないで続けること」←これにつきます。


ねぎの場合、しつけ段階の子犬時代ということもひょっとしたらラッキーだったかもしれません。
ある意味、点眼生活のおかげで服従関係が以前にも増して明確になってきたようにも感じております。



あんなに柱やマットをボロボロにしていたのに、
手が傷だらけになるほど甘噛みしていたのに、
辛抱ができず要求吠えばかりしていたのに・・・・
1年も経てば確実に精神的にも成長しているようでして、考えてみれば怒る回数が減っております。

現状、白内障の症状は進行しておりません。
少しでも永く、楽しい世界が見え続けるように飼い主と犬との二人三脚(足の本数はさておき)で頑張って参ります。



点眼でお困りの飼い主様。
一日でも早く、愛犬にあった点眼方法がみつかりますように・・・。



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