自営業は急にドドドッと忙しくなったりピタッと落ち着いたりの繰り返しです。
正直、数日間電話がなかった日なんかは、いてもたってもいられなくなることもあります。
そんなモヤモヤした時は、いたってミカドヤは「庭掃除」。
妻と二人、草をむしり、庭木を剪定しながら、新しい『氣』を回します。
とくに門から玄関までのアプローチに並ぶツツジの剪定は、毎回ハマる作業です。
内部の枝にもちゃんと日光が入るよう計算し、
どこの方向から見てもキレイな丸に揃え整える作業は
日頃の仕事にとても似ているような気がするのです。
また、成長する枝の方向を見極め、残すものと排除するものを選択していく一瞬は
デザインの判断力の鍛錬にもなります。
私たちのこの作業を見ていたご近所のH山さん(←庭の師匠でもある)、
長いハシゴを片手にお手伝いに来てくださいました。
(槇の剪定をするH山さんを見上げるねぎ(犬)。)
H山さんのご指導のもと、カラスから柿を守る防護ネットも張りました。
「ありゃ〜H山さんだったとね〜。アタシゃご主人かと思ったよ〜。」
と、これまたご近所の長老(御年90歳超え)のおばあちゃんも遊びに来てくださいました。
『おばあちゃ〜〜ん!』
(おばあちゃんが大好きなねぎ(犬)。テンションが上がりまくりです。)
H山さんには教わることが沢山あります。
「上の枝ばかり見ずに、根のことも考えて剪定せにゃいかんよ。」
「はいっ!」
「庭石にもし上がるときは、必ず撫でながら『お借りします』と一言添えなさい。」
「はいっ!」
「ツツジはこの時期切ったらいかんよ」
「はいっ!」
「ははははいっ!?」
(・・・・見事なまでのデザイン判断力。キレイに花芽まで摘んでしまっておりました。。)
しかし、本当に不思議なんですが、
庭掃除も終わりかけた夕方、新規のお仕事依頼の電話が鳴りました。
土地の神様、どうもありがとうございます。もっと勉強します。
(道具の手入れもお忘れなく。)