ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

懐かしい撮影風景。

本日は制作スタッフと共にクライアントのご自宅にて撮影。

ハーブを使った自家製調味料の商品説明パンフレット撮影で、
商品自体、国産の自然からとれた無添加のものということで、
今回はデジタル的な要素で表現するのではなく
全てフィルムカメラで撮影してもらいました。



オーナーさま愛犬のミントちゃん見守る中、
キッチンで、リビングで、お庭で、撮影スタート。(彼女はお利口犬)





今でこそ撮影などはデジタルカメラが主流になりましたが、
昔は毎回ポラを切ってトリミングスケールを合わせ、決定後
撮影に入るといった工程を何度も繰り返しておりました。
この日もカメラマンF庄さんの35mm、ブローニーの心地よい音が響いておりました。








30年前の業務用キッチンやプロダクトとしても美しいハーブ粉砕器など、この家には「絵」になるものがいっぱい。



私が考える撮影などにおけるアートディレクターの役目は
・「こうしたい」という絵や方向性を的確にカメラマンに伝える。
・現場でのアクシデントにも臨機応変に対応〜指示し、業務をスムーズに進行させる。
などが挙げられますが、
何よりも大切な仕事は
「現場の雰囲気づくり」だと思います。
クライアントやスタッフの気分を乗せ、現場を和やかに楽しくひとつにまとめる、これがディレクターにおける
一番重要な要素だと私は思っています。


だから、いつも撮影後はヘトヘト(笑)。
ですが、上がったものを見れば一瞬にしてその疲れもフッ飛ぶのです。



料理撮影で調理したオーナーさんの手料理もスタッフ皆で楽しく、美味しくいただきました。




オーナーさま。
いただいたオリーブオイル、どうもありがとうございました。
この味に負けぬよう、いいものを作ります。