定期的に行われている町内清掃。
長尾は比較的キレイな街なので、どこを掃除しようかウロウロしておりますと
ご近所のおじいさんが一人で自分の背丈くらいある公道の雑草と格闘中。
ご年配の方が一人、かなりのスペースをやられている姿に見て見ぬふりもできず、私と妻も参戦。
世間話をしながらカマ片手に格闘するなか、おじいさんがふいに、
「ワシはもう朝飯喰いに帰るけん、あとは任せた。カマも貸しとこう。」
といって去っていかれました。
（・・・えぇ？このスペースを今から私たちだけで？？）
と思いながら、しばらく作業を進めていますと、
「2人でやってるとね？大体ここは別の区の管轄ばい。」と言いながら
一人、また一人、ご近所の方々が参戦してくださりました。
結局、草刈機も登場し、10数人の大作業のスタート。
1時間後、こんなにキレイになりました。
（あのまま2人でやってたらどれだけかかっただろうか汗）
雑草に紛れてポイ捨ての空き缶やお菓子の袋などが見つかると、
こんなことフツーにできる身勝手な人達に怒りを覚えてしまいますが、
「なんか、アンタたちを見て見ぬふりできんやったもんね〜」
と談笑されるご近所さん達を見ていると
人間っていいなぁ、とも思えるのです。
街がキレイになることに爽快感を覚えながら、
「ああ、なんだかやっと長尾の人間になったのかなぁ」と、妻と実感する帰り道なのでした。
