ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

三度目のコンタクト。

高校時代からの親友、Y口が帰省がてらウチに一泊寄ってくれました。

最低で最高。私の人生においてかけがえのない人間の一人。





コイツとの最初の出会いは、少林寺拳法に夢中になっていた小学校時代。
年に一回、二泊三日で全支部の生徒が道場に集い、技を競ったり、交流を深める会がありました。
その中で色黒で背の高い、偉そうに階段を陣取る別道場の小学生。
「なんだコイツ」と一度目のコンタクト。





中学時代、モテたい一心で所属していた軟式テニス部の地区大会。
恥ずかしいくらい球技音痴で、スポーツに興味がない私はユーレイ部員ながらも、
この日ばかりは仲間の応援に声を嗄らしておりました。(仲間を応援するのは大好きなんです)
その時に相手だったのがコヤツの中学。。
試合はヘラヘラと全くやる気なく、声も出さず、ラケットを引きずりながらダラダラするコヤツ。
「なんだアイツ」と二度目のコンタクト。
※コヤツらはこの日、全敗しすぐ帰っていったのですが、
ウチの校内からいろんなもんを掻っ払っていきました。(二度と来るな)





そして、学年で女生徒一人という男子高の入学式。廊下で出会ったあの時の色黒野郎。
「オイ、お前見たことあるぞ」
と三度目のコンタクトで奇跡の意気投合。
帰宅部だった私たちは毎日一緒に下校し、毎週どちらかの家に泊まり、
一緒にバイトし、どうすれば彼女ができるか・モテるのかを協議しながら三年間を過ごしました。


機械科を卒業したY口は、新卒で入った会社で今年22年目。とんでもない高給取りになる一方で、
電気科を卒業し電気工事士になる予定だった私は、いろんな会社を転々とし、何の因果かこの商売。
お互い無いものを持つ物同士、尊敬し合っております。



「ほぉ〜」「ほぉ〜」と家の中をウロウロ。
額に入った妻の絵を見て、
「ミワちゃんの絵は、良いか悪いかはわからんばってん、んまぁ貰って悪か気はせんない。」
と最高の褒め言葉を残し、家族の待つ名古屋に帰っていくのでした。(二度と来るな)

JINGI・愛してもらいます / 中山美穂