妻の影響で土モノの器が目にとまります。
この湯呑みも、糸島の作家さん展で出会ってしまい思わず家に連れて帰りました。
土モノの魅力は陶器と違ってゴツゴツした質感とボテっとしたその佇まい。
幾年を経て、その使用する持ち主にしか出せない『時代』というものがつくそうな。
新婚旅行で買った思い出の湯呑みも、ちょっと奮発した六千円の湯呑みも、
全てお酒で調子乗ったせいで粉々に散ってしまった今、妻に白い目で見られる今、
この三代目にはそういう姿を見せることなく、大事に『時代』をつけていこうと思います。