福岡市中央区にございます株式会社サンコーライフサポートさまのリニューアルにあたり、アートディレクション、デザインを担当させていただきました。
設立は1982年。リノベーション・メンテナンスなどビルマネジメントに特化した歴史ある会社です。
そして次のステージを目指す新しい社名は、人と建物を想う会社『株式会社ビルドヒューマニー』。
前身マークのディテールのツブレやすさ、他のツールに落とし込みにくいなどの問題点を洗い出し、ヒヤリング内容のもと、次なる飛躍を表す「翼」をモチーフに、「ビルに常に血が通う状態」を色、建物を見極める寸分違わぬプロの目を「マークの設計図」、ビルオーナーの味方でもあるプロ集団を「正義のヒーローのようなバッジ」などで表しました。
とくに社長が何度もおっしゃっていたのが、『ワクワクする会社にしたい』ということ。ただし、「一人でワクワクしてもダメなんです。社員皆でワクワクしないと意味が無いんです。」ということでした。 ・・・さて、この想いをどうすれば視覚化できるのか。
実はこのマーク、カタカナの「ワク」が隠されております。
その想いはそのまま名刺に反映。
社員が集まれば集まるほどマークに施した「ワクワク」が増える、という仕掛けです。
全社員どの組み合わせにしても必ず「ワクワク」が連鎖し、増幅していきます。
これは社内の雰囲気がとてもよいビルドさんだからこそ実現できたデザインでした。
「社員たちをもっともっと前に出してあげたい。」という上層部の想いをお聞きしていましたので、名刺には全社員のポートレートを撮り下ろしました。
その他、ユニフォーム、封筒、紙袋、のぼりや社旗、社章などデザイン。
ホームページに掲載予定の新会社設立のムービーも制作させていただき、ドローンなどを駆使しながら楽しい映像作品ができました。
こちらはホームページが公開される際に改めてご紹介させていただきます。
※余談ですが、実はロゴマークのプレゼンテーション日、会社に到着したのと同時に上着のシャツを忘れてしまっていることに気づき(オーーーーーマイ、ガッ!!!泣)、社長や取締役の方々の前で白タンクトップ一枚で臨みました。。
しかし、怪我の功名とでもいいますか、「ど、ど、どうされたんですか?笑」という苦笑に始まり、おかげさまでクライアントも私も緊張がほどけ、和気藹々としたプレゼンテーションになりました。
(まてよ。日本のデザイナーにはまだ「タンクトップ枠」が残っているかもしれん笑)
ビルドヒューマニーの皆さま、ワクワクするお仕事どうもありがとうございました。