ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

立派な大人。

とうとう45歳になりました。
イカン。何も変わらない。子供の頃40歳ってとても大人だと思っていたのに。。
ただ、20代30代の鬱屈した感じと違い、40代はとても面白い。なんでもできる。
立派な社会人、立派な父親、立派な大人でございます。

 

小学校の昼休み、教室で友達と遊んでいる中、私がふざけて「お前そんなんじゃ立派な大人になれんぞ〜!」と言った途端、通りかかったT吉先生が私だけ廊下に引っ張り出して、
「立派な大人ってなんなの?」
「えっ・・・?」
「アナタの言う立派な大人ってなんなのって聞いてるんよ」
「・・・・・」
と、しどろもどろしているなか、おもむろに私の目を見て、
「あのね、アナタは絶対に立派な大人になれないから!
と言われたことがあります。

 

その時の先生が、当時TBS『ギミア・ぶれいく』で放送されていた喪黒福造に見えて、「ああ、大人でもハッキリこういうこと言うんだ。。」と、とてもショックを覚えたことがあります。

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(ココロのスキマ埋められなかった私は、のちに校内の窓ガラス年間平均20枚割る元気な少年になるのである)

 

それから数十年後、今度は地元佐賀県太良町のお仕事『Taratta』を見た中学担任のN西先生から手紙が届くのですが、褒めたたえる文面の端々に「自我の強い子だったので」「とても自我の強い子だったので」と何回も綴られているのでした。(アンタも言うか!泣)
 
T吉先生、N西先生、私は立派な大人になっているでしょうか?

そして私は一体アナタたちに何をしたのでしょうか?

 

 

【 今日の1本 】 

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プロジェクトA(1983年/105分/香港)
あの頃、教室はジャッキーだらけだった。