私という人間は「植物」「空」が必要不可欠なのだと、今回の入院ではっきりしました。
ブラインドを開ければ、裏山から小鳥やそよ風でゆれる木々の音が聞こえます。メインの窓からは日光が注ぎ込みますし、近隣の植栽にも癒やされています。私の日常はそのような環境で成り立っているので、無機質で閉鎖的(都会的)な空間は、酸欠になりそうです。
タイムリーにも、ポスターで使う花の絵を描いているので、改めて花の存在意義を考えながら作業を進めているのですが、まずは、花も『生き物』ということ。野原に咲こうと、ハウスで栽培されようと、育った環境は違いますが、双方とも生きている。
晴れやかな色をしているから。優雅な姿をしているから。安らぐ香りがするから。それだけではなく、生きているからこそ、病室などの非日常的空間でチカラを与えてくれるのではないでしょうか。
頂いたお花は、毎日水を替え水切りをし、最後の最後まで愛でています。種類によってはドライにして飾っています。
「ご一緒できる時間は短いけれども、咲いたかいありましたよ。」と花自身が思ってくれるような付き合いを、今後もしていきたいと思っています。
メキシ子さん、ココロのこもったお花ありがとうございました。