ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

心構えと観察力。

息子の発熱も落ち着き現在元気に園に通っておりますが、2年目にして本当に子供は急に何が起こるかわからないということがよくわかりました。
白目を剥いてヨダレを垂らし、そのまま意識が無くなった時は本当に焦りましたが、同じ経験をした友達やクライアントから「昔こんなことがあったよ」と前もって聞いていたおかげで冷静に対処できました。

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そのことから、私たちも自身の経験や急患センターで質問されたことを元に簡単にまとめておこうと思います。小さいお子様がいらっしゃる親御さん、ご友人がいらっしゃったら何気にお話されていてもいいかもしれません。
ほぼネットや本などに紹介されてはいますが、その状況で即座にネット検索や本を開く余裕があるかどうか。。事前に頭に入れているのとないのでは雲泥の差になるかもしれないので記しておきます。(心構えなく目の当たりにしたら結構パニクりますので。)

 

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1.
発熱により突然身体が硬直、意識が無くなるほどの痙攣。
→その瞬間から時計を見てどれくらい続いたかを計測(通常は数分〜5分位で治まることが多い)。

2.
仰向けに寝ていた場合、横向きに寝かせる。(嘔吐物での窒息を防ぐため)
口の中にものが入っていれば無理のない範囲で取り除く。ただし口の中に箸やタオルなどを入れてはいけません。(これも窒息の危険性)
※痙攣は舌も収縮するので噛み切るようなことはないとのこと。

3.
痙攣が左右対称か片方だけかを観察する。
(身体の半分だけ起こったり、3回以上起こしている場合は検査が必要なのでよく観察する)

4.
白目を剥いている場合、瞳の位置(上下左右、斜め上、、など)を見る。書き留めておく。
※これは病院で重点的に聞かれます。

5.
痙攣が5分以上続いて止まりそうにない場合、すぐ救急車を呼ぶ。
※その電話にて上記1〜4事項を尋ねられます。特に計測時間は重要。

6.
翌日はかかりつけの先生を受診し、その時の様子、急患センターから帰ってからの様子などを報告。

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といったことになります。
ただし、あまりの突然ことで上記の処置が難しい場合、2の作業だけ行い、その状況をスマホでいいので動画撮影することもお医者さんから提案されました。(かなり辛い作業になりますが。。)

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産まれてこの方2年間、一度も熱すら出したことの無い元気な子だったため、私たちもどこか安心しておりましたが、「自分の子供は大丈夫。」と高をくくるのではなく、事前に知識として入れていることで大事にいたらないことがあります。
熱性けいれんは20〜30人に1人の頻度で起こるもので、決して珍しいものではないと言われました。典型的なものであれば検査や治療を行わずそのまま様子を見ることが多いのですが、痙攣の時間が長かったり、回数が多い場合は注意が必要です。
子供は自身に起こったことを覚えていないため、とにかく親御さんの観察力が全てです。

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こうやって私たち夫婦も親になっていくのでしょう。
少しでもお役に立てれば幸いです。

 

今週も皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。