ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

故郷に錦。

先日納品しました吉野ヶ里遺跡ポストカードが4日(月)付けの佐賀新聞にて紹介されました。
電話での取材でしたが、私のアッチコッチ脱線する話を簡潔にまとめていただき、さすがプロのお仕事だなぁと感心させられました。M田記者、ご丁寧なインタビューどうもありがとうございました。

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連弧文鏡のツール類は売れ行きも好調とのことで、販売初日に中国人の方が「なぜココに中国語が入っているんですか?」と興味を持っていただき、本場の発音を披露していただいたそうです。2000年前に中国と日本を結んでいた銅鏡が、時を超え同じご縁を繋げることが非常に嬉しく思います。

 

そして偶然にも佐賀つながりで最近手掛けました『竹崎マップ』。

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こちらもご好評をいただき、竹崎に宿泊されたお客さまたちがマップ片手にお寺や猫スポットなど色々と探索していただいているとのこと。
また、料理を出す際にランチョンマット代わりに提供し、そのまま回遊してもらおうというお宿さんのご依頼もあり、絶賛増刷中でございます。(お宿さんだけじゃなく、観光協会職員さん達も現在竹崎スポット回りの草刈りに精を出されているそうです!笑)

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こういうご報告をいただくたび、一つのデザインで町や町の人たちの意識が変わり、よりよいところを見直すキッカケになる可能性を改めて感じさせてもらっています。でも吉野ヶ里太良町も、それは元々皆さんが何十年と培い育て、ずっと存在していた宝物をヨソ者目線でちょっとだけ引き出しただけなんです。スゴイのは皆さんなんです。
私たちはデザイン事務所ですが、売っているのは『デザイン』ではありません。それによって目的を達成した、生活が豊かになった人たちの何気ない日常の笑顔のためにやっています。そしてその笑顔が「まだまだこの仕事続けていこうかな」という私たちの原動力になっています。

今回の一連のお仕事は佐賀出身の私たちにとって非常に嬉しく、大袈裟かもしれませんが『故郷に錦を飾る』に近い感覚で取り組んでおりました。現在も皆さまからたくさんの御礼の言葉をいただいておりますが、いえいえ御礼しなければならないのは私たちです。

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皆さま、本当にご縁をありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
まだまだ地に足着け、たくさんのことを学び、それを活かし、よりよい世の中になるよう努めます。