ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

きょうも歩く、歩く。

ねぎ(犬)は里親募集で筑豊からやってきた「筑豊犬」です。(炭鉱犬とも言っています)。

ひと昔前はよく学校内に雑種犬が侵入してきたものですが、今となってはねぎのような犬は珍しくなり、散歩をしていると子供たちが集まるのはもちろん、車の中から声をかけられたり、突然近くのスーパーなどに緊急駐車をして走って撫でに来られる事例が多々あります。

その日も家族で公園にテクテク向かっていました。
愛くるしい雑種が顔を出す車が目の前を通ったと思ったら、奥さまが「わっ!!似てる!!ちょっと止まって止まって!」と緊急停車。運転席のご主人と降りてこられました。
突然のことで写真は撮っていなかったのですが、本当に瓜二つだったねぎとカモメちゃん。色々話を聞いてみると、どうやら保護犬で大川市からやってきたそう。

六畳一間の劣悪な環境の中、60頭の多頭飼いをされていたところをボランティアの方々が引き取り、譲渡していただいたとのことです。
あまりにも自分のワンちゃんと似ていたため、もしかして60頭の兄弟のうちの一頭かもしれないと駆け寄ってくださったようです。

本当にヒドイ飼い方をする人がいるもんです。
動物虐待、幼児虐待、そんなニュースを聞くたび、人間でいることがイヤになるときもあります。

時々、「ウチの子高かったのよ〜」「日本でも珍しい犬種でね〜」と自慢げに話すご婦人の声が聞こえてきますが、ペットは人間の所有欲を満たすブランドでもアクセサリーでもありません。
いつの日か世界中から悪徳ブリーダーがなくなることを切に願います。

ペットの寿命は人間より短い。こればかりはしょうがありません。でも人間の取り組み方次第でたくさん生きてくれる場合もあるかもしれません。だからこそ、一瞬一瞬を楽しんでもらえるような、本当にペットのことを考えたカラダに優しいペット事業に参加したいなぁと密かに企んでいます。(ねっ、T岡本部長!笑)

 

【 今日の1本 】 
歩いても歩いても(2008年/114分/日本)

お盆になると観たくなる映画。
家族はとてもあったかくて、面倒くさくって。