ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

熊本復興の一助に。

熊本県に来ました。

熊本の数ある名所の中でも特に熊本城は県民のシンボルでもあり、大切な歴史的・文化的資源。震災の大きなダメージにより修復中の状態で、その終了は2038年ともいわれています。

 

「日本のこれから先の文化観光の一助になる気概でお力貸してください」
プロデューサーK井氏の熱意に感銘を受け、喜んでプロジェクトに参加させていただいております。
テーマは熊本の復興、『記憶と記録』です。

熊本城は今までも幾度となく震災から立ち上がってきたという歴史があり、城内いたるところに築かれている石垣は、天災に対し技術力で立ち向かう過去未来の日本人の姿そのものを表しているように思えました。

今では県内でも一社だけとなった専門の石工職人さんから実際の修復作業を見せていただいたり、ガイドスタッフさんから熊本城にまつわるよりディープなお話を取材させていただきました。

↑この石垣は今が見納めで、これからシートに覆われ、お披露目できるのは12年後とのこと。

少しずつ、少しずつ、そして確実に、たくさんの人たちの想いが歴史を甦らせています。

 

熊本城を撮る天然カメラマンF庄氏を撮る私。

熊本城を撮る天然カメラマンF庄氏を撮る情熱プロデューサーK井氏を撮る私。(仕事しろ!)

 

朝9時にスタートした撮影も気づけば21時過ぎ。クライアントや関係者およそ20数名で回った熊本城近郊めぐり、気づけば16キロ歩いておりました。

そんなこんなで足腰もヘトヘトになりましたが、最後の取材先、天守閣から見る月が全て吹き飛ばしてくれました。

私どものアイデアやデザインが、熊本復興の一助となれるよう頑張ります。