早いものでこの家に引っ越してきてから今年で8年目。
有り難くも毎朝近所の子たちから「ねぎ〜!ねぎのお父さ〜ん!おはよう〜!」と元気よく声をかけていただいているのですが、その子供たちの中にずっと仲良く登校する低学年の兄妹がいました。
お兄ちゃんの後をしっかりトコトコ付いていく黄色いカバーランドセルの妹。
手を繋いでちゃんと周りを見てあげる心優しき兄。
その仲睦まじかった兄妹も年を重ねるにつれ、一緒に登校はするものの、だんだん離れて歩くようになっていました。
会話もなく、ただ、つかず離れずくらいの距離をちゃんと保つ兄妹。
妹はくっつこうとするが、兄は少し小走り。でも時々振り返って妹が追いつくのを待つ兄。小さい妹と歩く姿が照れくさいのか、やっぱりまたすぐ離れて歩く兄。
ずっと校門まで観察するわけにも行かずこの先はわかりませんが、これを繰り返しながら学校まで歩いているのでしょう。
おそらくお兄ちゃんはお母さんから「ほら、ちゃんと手をとって一緒に行かなよ!」と玄関口で言われているのかなぁなんてこと考えながら、このお兄ちゃんの距離を私は勝手に『思春期の距離』と呼んでおります。
5月も最後の週。今週も皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
【 今日の1本 】
青い春(2001年/83分/日本)
春の次は夏。
今年もまた暑いんでしょうなぁ〜。。。