保育園最後の生活発表会が迫ってまいりました。
今年の劇は『西遊記』。そして息子の役は沙悟浄。
喧嘩は苦手だが、名参謀として三蔵たちを陰で支え、理屈っぽいが頭脳明晰な妖怪だぞ。
いいじゃないか、イイ役もらったじゃないか。すばらしい。
「・・・私の子供が沙悟浄役とはねぇ、、。なんの因果かねぇ。。」と妻。
今の若い方はご存じないかもしれませんが、私たちが小さい頃『西遊記』という今では考えられない豪華な役者陣で固めた文字通り「モンスター」ドラマが存在しておりました。(私たち世代は夕方の再放送組ではありますが)。校庭をそれはもうダッシュで帰ったものです。
そんな小学校の頃、妻はシローに似たその容姿からか、活発な男の子に『沙悟浄』というありがたいアダ名をつけられ、彼を追いかけ回していたそうな。(天才少年、現る。)
妻は今でも「あの子は絶対私のこと好きやったはず」と、三蔵のような達観した目で私に話します。
当時、本人は学校では夏目雅子のつもりだったらしい。(本当になめたらいかんぜよ!)
恥ずかしがり屋の彼が最後まで舞台に上がってくれるか分かりませんが、できなくてもいいからまぁ覚えたことをやるだけやってみなさい。
さぁ母の意志を引き継ぎ、親子二代に渡っての沙悟浄の姿、とくと見せてやれ。当日は西田さんも見に来てくれてるかもしれないよ。
子「ええっ!! カカ(母)も沙悟浄の役だったの!?」
妻「私のは役じゃないっ!!泣」
・・・今日も湯船から2匹の河童のアホな会話が聞こえてきます。。
【 今日の1本 】
Love Letter(1995年/117分/日本)
妻の生涯ベストワン映画。
旧姓が中山だったので「中山美(なんなら「禾」まで)」と、自分の名前を書くときにいつもミポリンが浮かんでいたそうです。彼女のドラマはほぼ観ていたらしく、とくに『すてきな片想い』のギバちゃんとの掛け合いを毎週ドキドキしながら見守っていたそうです。
しかし、私は私でこないだTVerで再放送されていた『若奥さまは腕まくり!』を観たばかり。。
歌に役者に、あまりにも「いて当たり前の」存在でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。