ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

79歳の、手作り。

昭和21年9月生まれの母。縫製の仕事で叩き込まれた腕で、ワンピースやスカート、ブラウス。毛糸のセーターや帽子を、よく手作りしてくれました。

生地屋さんで選んだ一枚の布が、みるみるうちに洋服に仕立て上げられていく様子を見るのが大好きで、出来上がった時の嬉しさは今でも覚えています。

 

そんな母。わたしが息子を出産した数ヶ月後に、乳ガンを患いました。安定したと思っていた矢先、昨年末には悪性リンパ腫が見つかったのです。

 

永遠ではないと承知はしていましたが、覚悟はできておらず、キモチがあっちいったりこっちいったりの6ヶ月間。どうにか自宅で日常生活ができるまでに回復し、久しぶりに自分用のズボンを縫うから生地を買ってきてくれと頼まれました。

 

体力も気力もどん底だった母が、またミシンを踏む。心底うれしかったです。

ついでにわたしのも↑と、バッグを縫ってもらった47歳の娘。

 

いくつになろうが子供の頃と変わらず、母のアイテムは大好き。

年老いた母手製のバッグは、わたしのお守りです。