佐賀県鹿島市立西部中学校16期OBOGさまより、ツールデザインのご依頼。といっても実は私も16期生でございまして、小中学校の友人や成人式以来話するクラスメイトとの打ち合わせがとても懐かしく、ノスタルジックな案件でございました。

今年は中学校創立50周年目にあたり、偶然にも私たち16期も50歳。これも何かのご縁と、発起人・元ダンス部部長Kさんにより同窓生皆に地域夏祭りへの参加を募りつつ、まずはお揃いのTシャツを作りたいというご要望でした。
しかし依頼内容の「鹿島おどり 西部中16期同窓会」が入るTシャツは自ずと今回のイベント用だけのものになってしまいます。未来図としてこども食堂など地域に根ざした活動も視野に入れられていることから、まずは私たち16期を表すアイデンティティを構築しましょうよと提案。
様々なイベントに「私たちが」参加してます、という考えにシフトするということです。


そこで、発起人の参加を募るLINEメッセージに着目。

装飾的な要素と企画に込めた想いを抽出したシンボルを考案。


西をモチーフに、学び舎・校舎、結集を表す正方形の集合体。

発起人のコトバにもあった「ふさぎ込むこともあっても、 助け合う、一人ひとりが繋がっていく」も取り入れました。

「西部中」という「学び舎」で「結集」したそれぞれが今も「繋がり合う」というシンボル。
ロゴタイプにも意味を込め、『SEIBU』を『SAVE』に。

保つ・遺す・守るといった意味と音を融合させました。カラーは中学時代の名札のブルー。

『セーブ イチロク』ロゴタイプの完成です。
発起人の熱いメッセージをリライトし開発したステートメント。




第二次ベビーブームに乗っかっていた私たちの中学校は1000人以上で、当時10クラスありました。
総勢400人弱の同級生全てと連絡は取り合えませんが、今でも我々16期生のLINEグループには150人の有志が集い、地域を盛り上げようと(飲み会やろうと笑)密に連絡を取り合っています。

人生で一度だけ時を戻せるならば?と聞かれたら、まず「中学時代」が浮かびます。弱いくせに(いや弱いからこそ)イキがっていた時代。自分のポジションを脅かされまいと精一杯虚勢を張り、時に人を不愉快にさせたこともありました。本当に当時の自分が嫌いです。でも残念ながら時間は戻せません。だからこそ、今私ができることで同級生の皆さんをサポートしていることに喜びを感じます。これからもデザインやアイデアが少しでも故郷のお役に立てばと思います。