ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

裕次郎の誤算。

敬老の日と父の誕生会を踏まえて帰省。

私が今の息子くらいの頃、銀幕のスター石原裕次郎の訃報にショックを受け「裕次郎と同じ52で俺は逝く。あとは頼んだぞ啓介。」と豪語していた父も今月で85歳....。裕次郎さんへお迎えの伝え方を間違えてたようです。

 

家の事情で教師や新聞記者の夢を断念し16歳で船員学校に。それから私が産まれるまでの18年間、輸出入15,000トンの大型船に乗ってアメリカ、南米、中東、ソビエト、ギリシャやヨーロッパなど世界中の国と港を渡ってきた父。

世界で数々の場数を踏んできただけあり、何事も動じることなく、海のようにいつも穏やかで賑やかな人であります。とくに私のことについては全肯定型人間でありました。

そんな父を心から尊敬しているのですが、ひとつ難点なのが365日、昼間っからベロベロになるまでお酒を飲んでいること。健診がある日でもやめません。

孫が産まれてから「長生きせなイカンな」と一時は飲酒量をセーブしていたものの、やはり戻ってしまった父を見ているとやはり依存は怖いなぁとつくづく思います。

人生は花火のようにドーンと散るのが彼の美学なのかもしれませんが、遺されたもの、とくに母からしたらたまったもんじゃありません。

どうか息子が成人して一緒に飲める日を楽しみにしているのであればもう少し節制してください。

そんなに焦らず、人生、線香花火のようにパチパチくらいでいきましょうよ。ねぇ、キャプテン。

 

 

【 今日の1本 】 
八つ墓村 4Kデジタル修復版(1977年/日本)

脚本、映像、音楽、キャスト、全てにおいて第一級作品。
VHS→DVD→Blu-rayと渡り歩き、とうとう4Kデジタル修復版まで手に入れてしまいました。
ジャケットにもある田治見要蔵の桜吹雪の映像は邦画史上最も美しく、狂気的なシーン。
現在公開中の清水監督バージョンが物議を醸しているそうですが、いやいや、比較するのはあまりにも可哀想。よくチャレンジされたと思わなきゃ。。

野村組は、日本映画の財産です。

 

今年も残り、4ヶ月。

台風の影響もあってか、ここ最近はめっきり秋の気配。蝉の声も小さくなってきて、朝晩はエアコンなしでも過ごせます。

8月の帰省で捕まえてきたカブトムシご夫妻。めでたく産卵され幼虫に成長。夏祭りで迎えた金魚も順調にパクパクしています。食虫植物もそれなりに育ち、みんな元気に秋を迎えようとしています。

そう言えば、世界の淡水の70%を占めている氷河は、天然の貯水タンクだとテレビ言っていて、なるほどなと。

夏になると部分的に溶けて河川に流れ込み、川下に暮らす人間の水源になるんだそう。また、氷河地表面が太陽光線をほどよく反射し、過剰な温度上昇を防いでくれるらしいです。

何が言いたいかと申しますと、エアコンなしで生活できなくなった昨今の状況はやはりおかしな話なんだな、と。異常気象対策は壮大すぎてピンとこなかったり、他人事で知らんぷりしている場合じゃなさそうです。

 

むすこの、ぴっぴちゃん。

母が買ってくれたブランケット、その名も『ぴっぴちゃん』。

青い鳥のモフモフは息子(7歳)のリラックスアイテムで、生後からずっと彼の睡眠をサポートし続けてます。ただモフッと被るのではなく、ポイントは『匂い』。目を閉じお気に入りの匂いがする場所をクンクン探します。『お気に入りの匂い=自分の匂い』らしく、洗おうものなら怒られます。なので、毎回こっそり洗濯機へ。

「洗った?ヽ(`Д´)ノ」と炎上するのは覚悟の上。

 

そう言えばわたしの甥っ子も、ライナスみたいにミッキーマウスのそれを「ミッキーさん」と片時も離さずにいたっけか。27歳になった現在もそばに置いているそうで、愛犬に何度もやられ続けても甥っ子のモフモフは現役。

 

私はそれを見て思うのです。そんな仕事がしたいな、と。

 

自分が創り上げたモノが誰かの一生物になるって、どんなに素晴らしいことでしょうか。臭くてもいい、ヨレヨレでもいい。あるだけでいい。

使い込まれ愛され続けれるモノを、私も生み出せれたらな、と。

 

コンポスト問題、あれから・・・。

はい、前回に続き「コンポスト問題」です。コンポストを導入したい、やれる自信がない。でも気になり続け困っている、という話でした。【前回ブログ】

もやもや解消の始めとして、まずは生ゴミの量を把握しようと思いまして、朝から晩までの生ゴミをざるで一時保管。水切りもできるので良し。え、こんだけ?という日もあれば、パイナップルとか切った日ならば勢いある量に。スイカも同じく水分たっぷりなので手強い相手。そうそう魚を捌くことはないので、動物系は卵の殻や鶏肉の骨ぐらいでしょうか。改めて量を割り出してみて見えてきたこと。それは・・・

 

庭で循環させても、良さげなものがある。

 

卵の殻→細かく砕いて土壌改良に(有機石灰肥料)

お茶の葉→量は多くないし、そもそも葉っぱだし

 

ついでに、食べた後の納豆パックも水でささっと洗って植木にジャー。のりなどに入っている石灰乾燥剤も土にパラパラっと。出汁をとったあとのいりこや鰹節は佃煮に。

試しにカットしたあとのパイナップルの葉の部分を水耕栽培したら根が出て、今では観葉植物の仲間入り。

私なりのゴミ問題に対する姿勢として、綴ってみました。

庭先でもOKな対象物をこれからも見つけてまいります。

 

と言ったところで、

わたしのコンポスト問題は、一旦保留ということで。

 

家族のDNA。

早朝4時30分、西区は今宿に到着。

これといって趣味もない私が最後に釣りをしたのが30年前という話を不憫に思ったのか、M平さんが絶好のスポットに連れ出してくださいました。

息子も釣りは初体験。M平さんのテキパキとした全ての動作に感動する私ら親子。勝手に岸壁などを想像していたのですが、こんな海岸でも釣れるんですね。

平日ということもあり、海は貸切状態。

少しずつ空が明るくなり、潮風と日の出を浴びながらこれは何とも心地いいもんです。

私の無趣味人生を振り返れば、映画も音楽もマンガもギターも全てその時代時代に出逢った友だちの影響で形成されております。要は私は周りのスポンジ人間でございます。

周囲の多趣味な友人の話を聞いていると、皆揃って幼少期から親が当たり前のようにキャンプやら釣りやら連れてってくれたという経験が多く、自身の家庭を持った今もそのDNAはごく自然なカタチで継承されているようです。要は家の環境で多少なりとも趣味特技は形成されている可能性があるということ。

家でお酒と庭いじりしかしていなかった私の父とは、アウトドアはおろか、キャッチボールすらしてもらったことがないので、息子に私のような想いをさせたくありません。いつもベロベロだった父とやってみたかったことを息子とやろうと思います。

 

いやしかし、、、

これは楽しい。
「いいカタですね!」と言われてもそんなの全くわかりませんが、とにかく面白い。

 

 

『そこのみにて光輝く』のワンシーンを彷彿させるようなウチの子とM平さん長男、仲良し二人。

 

帰宅後、M平さん親子をご招待。

妻からのレクチャーを受けながら最近は昔から憧れていた魚捌きにも挑戦中です。なんか50歳になってから色々やってみたいことが増えてきました。

獲れたてのキスの天ぷら、大好物の納豆の素揚げ。

今宿、最高。

この日、釣り竿を買いに行くことを決めました。(龍たん、一緒に釣り行こ。)

 

 

【 今日の1本 】
グーニーズ スチールブック仕様版(1985年/アメリカ)

夏休みももうすぐ終わり。息子よ、まだまだこれからも父さんと遊んでおくれよ。

 

撚糸工場へ、夏の社会見学。

福岡にて創業60年を迎えられる大島紬を専門とした撚糸工場へ見学・取材に行ってまいりました。

原料糸の絹を、合糸→撚糸→撚り止め(蒸し)→綛上げ→精錬。

染色する手前までの工程を一貫してやられています。

規則正しく動き続ける機械に生糸たちが吸い込まれ、大島紬の糸へ姿を変える。

この工場は九州はおろか今では日本でも希少な場所となり、オートメーション化されたとはいえ工程は昔のまま。

昭和から現役で動き続ける機械も、国内で稼働しているのはほんのわずか。。


「よぉよぉそんな世知辛いこと言いなさんな。年季が入っていても、まだまだアタシやりますぜぇ」

そんな声が聞こえてきそうです。
(ただし、油断していると当時の機械は安全装置が無いため指を持っていかれるそう)

養蚕から糸を紡ぎ、一枚の反物を織り上げる。

撚糸工場は、繭の空気のように軽い1本から始まる物語の序盤に位置します。

着物の需要と比例して、減少傾向にある絹文化。

時代と共に淘汰されていく文化を蘇らせたい、そんな壮大なチャレンジではなく、継承できる環境と人がいるのであれば持続させたいという心持ちで、新規事業の立ち上げにお声がけいただきました。

↑こちらの「綛上げ」は手作業。

大島紬は6箇所を絹糸でまとめ、染色職人へ渡すそうです。ちなみに、まとめる数は地域によって異なり京都などは4箇所だとか。

このままでも十分に美しい純白が、泥染によって漆黒へと生まれ変わります。

繭の白さを感じられるのも、この場所が最後。

かつての日本経済を支えてきた養蚕業は衰退したとて、先人たちの技術や想いが消えることはありません。しかし、やり続けないと薄くなってしまう。何百年もかけて積み上げてきた姿形が、博物館いきになってしまうのはやはり寂しさを感じます。

そんな想いを胸にお客様とミカドヤ二人三脚、軽やかな一枚をお届けできるよう努めてまいります。

 

家族写真と、鉄板焼き。

ソースと出汁が香る湯気の向こうには、もんじゃ焼き。

ホルモンに、お好み焼き。鉄板の上で繰り広げられる夏の熱いバトル。

「久しぶりに僕ら家族写真撮るんで、一緒にどうですか?」とM平氏にお誘いいただき、お礼にみんなで鉄板を囲むことにしました。

息子が生後4ヶ月の時に自宅で撮影していただいたのが7年前。産後で痩せていたあの頃、ねぎ(愛犬)もうんと元気で、シニア犬の彼女が元気なうちに家族写真を撮りたいなと思っていたので、本当に嬉しいお声がけでした。

 

スタジオにお邪魔して、オムツ姿の愛犬を取り囲み、ハイチーズ。

 

モニターでチェックすると、数秒前に撮った一瞬はすでに過去の産物。のんきに笑っている自分に「あんた、1分1秒、大切に過ごしなさいよ」と心の中で釘を刺してやりました。

中年体型になっても、こーやってかけがえのない時間を一緒に喜べる仲間がいる。

 

わたしがオバさんになっても、どんどん亭に連れてくの?

二枚目なんてもうムリなの けど デカい一枚はいけるわ。