ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

ぐるっと、紅葉。

春日市にあります白水大池公園。

北風も穏やかだったので、運動がてら行ってまいりました。

 

近くのお店でお弁当を買って、のんびり公園探索。大きな池を一周するだけでもたいした運動量です。

景色を見ながらなんてことない話しをしたり、各々が好きなジュースで一服したり。何とも贅沢な時間です。

 

ただ歩くだけですが、息子は大忙し。

木を見つけては拾い上げ、きのこを見つけてはつつき、こびとの仕業かどうかを見極めるのに必死なご様子。

助手のウルトラマンと共に縦横無尽。(よい子は枝を投げないでね)

 

水面に映るキラキラと揺れる紅葉のキラキラで、芯からのんびりできた日曜日。

生きる活力ってのは、こういうふうにチャージするのですね。

 

20th anniversary.

20年前の今日は、白無垢姿で唐津神社を参拝。あの日も今日のように晴天でした。


水で溶かした白塗りがヒヤッと冷たく、着付けすらも厳かな儀式のようで、じわじわと緊張が高まったことを覚えています。

親と過ごした時間よりも永く一緒に生き、今もなお現在進行形。

「せっかくの20周年だから」と、なにか特別なことやモノを考えたりもしたのですが・・・あれもこれもピンときません。

 

豪華で慣れない食事よりも、「ホラっ!こぼしてる!」と騒がしい食卓。
あれだけ欲しかった山葡萄の籠よりも、今欲するのはウルトラ暖かい靴下。

 

私の幸福は、日常にありと確信。

 

はぁ〜今日も終わったぁ〜と湯船に浸かる向こうから聞こえる、ご主人と息子の笑い声。これが幸せだと20年前の私もきっと賛同してくれると思います。

 

なんだかんだあるから、なんだかんだ面白い。そう思わせてくれるご主人に、ありがとう。未来を作ってくれた息子に、ありがとう。包み込んでくれる愛犬に、ありがとう。

エールを送ってくれる両親に、ありがとう。元気をくれる友人たちに、ありがとう。

 

本当に、ありがとう。

 

緊張と緩和。

株式会社ビルドヒューマニーさま第6期 経営計画発表会に今年もご招待いただきました。

新会社のブランディングを依頼いただいたご縁で始まった懇親会用オープニングムービーも今年で5回目。毎回3〜4分内に収めていたムービーも、今年は皆さんをもっと深く掘り下げ8分超える大作となりました。

テーマは毎年全ておまかせ。今年はビルドヒューマニーの5年間の歴史と皆さんのパーソナルな部分を時系列で紹介する『ビルドヒストリー』にしました。

こちらが作成〜回収したアンケートを元に、社員さま50名を一人一人取り上げながら、いつも気をつけているのは誰か一人をクローズアップして嘲笑することなく、誰も傷つけないこと。そしてここぞとばかり少しだけマネジメント層をイジる(笑)

とにかく私どもが考えたもので一人でも不愉快になってもらってはいけません。
だからこそ皆さまからの「想い」と「内輪ネタ」のイイトコロだけを抽出し、構成する作業が非常に大切となります。


最後の締めは代表・甲斐社長からのヒヤリング内容を再構築し、皆さんに共有。

実はこのエンディングが毎回一番難しく、テーマに沿いながら少しだけ裏切る、緊張と緩和を念頭にコンマ何秒のタイミングを調整してもらいながらアタマをフル回転させております。(編集のM平さん、いつもいつもありがとうございます泣)

結果は今年も大成功。

要所要所で笑い声が聞こえ、エンディングになるとしんみり、そして最後に「オオ〜っ!!」「なるほどそういうことか!!」という声と拍手。この瞬間があるからこそ仕事を続けられています。

ビルドヒューマニーの皆さま、今年もありがとうございました。今後とも末永くどうぞよろしくお願いいたします。

 

最近の、秋状況。

あれよあれよと月日が流れ、気づけば11月も半ば。

今年は暖冬だとテレビで言っており、嬉しいよな、でもダメなような。あるべき姿ではないということに危機感を覚える方が正しいはず。

今朝はグッと冷え込み「あぁ、冬ってそぉだったなぁ・・・」と「あと5分」の寝坊カウントを何回か繰り返しながら、ふと思いました。

暑かろうが寒かろうが起床と就寝時間が定まっていた息子のおかげで私の寝坊は許されることなく、規則正しく律されていたあの頃。

しかし、ここ最近は「まだねむたい(怒)」とグズグズする4歳児。

 

そのおかげでわたしも寝坊することが許されてきたのですが・・・これまた良いんだか悪いんだかという話しです。

 

ほらっ!遅刻するよっ!!

起きろぉ〜っ!っと、フライパンを叩く母親になる日も近いのでしょうか・・・。

 

防災のその先に。

昨年お仕事で携わらせていただきました一般社団法人おもやい様の防災ブック。

様々なセミナーなどでも活用され、たくさんのご報告をいただいております。

 

手に取った皆さまからの「見やすい」「カワイイ」といった評価はもちろんですが、やはり「わかりやすい」というお声が一番嬉しく感じます。

当たり前のことですが、防災本は子供からご年配の方までしっかりと理解できるものでなければいけません。被災した中でも少しでもホッコリしていただけるよう案内人としてスイッち、ミーズというキャラクターを提案したのも功を奏したと思います。

 

先日の防災教室では、身体障害者知的障害者グループホームの方々、総勢200名を超える参加者にこのブックを活用していただいたそうです。

「みなさんブックを見て真剣に聞いてくださいました!非常に好評でした!」という、おもやい様からのご報告をいただくたび、私どものやりたいことが少しずつカタチになっている実感がわき、この仕事を続けてきて本当によかったなと思うのです。

これまでにない気候変動により、ますます地球上の環境が異常をきたす昨今、どこで被災してもおかしくない時代になりました。そんな時にこのキャラクターたちが防災意識のスイッチとなり、傷ついた方々に少しでも寄り添える存在になりますよう心から願っております。

 

昼間の、秋眠。

午前中の仕事を終え、お昼ご飯を食べに1階に下りようとしますと・・・

寝とるやないか。

 

秋風に吹かれて、転がっとるやないか。

わたしとご主人がそんなことをヒソヒソ話していても振り向きもせず、聞き耳だけを立てる愛犬。

犬歳で12歳。人間で言うと70代後半。

経験値がものを言うお年頃です。(もう、起こすなや〜...)

 

11月とは思えない気候となっておりますが、体調に気をつけながら今週も皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

 

Hey!アクロス山。

先日の『The Creators(ザ・クリエイターズ』を訪れる前に時間がありましたので、アクロスを登ることに。

ステップ状の個性的な建物のフォルムを活かして、当時から自然との調和をカタチにしたアクロス福岡。 ホールやイベント会場、店舗やオフィスなどの空間が融合する総合施設です。

 

 

都会の森林をご主人と2人で登ったのは、かれこれ二十数年前。

足取り軽い息子と比べて、40オーバー組は、動悸息切れ・・。

 

 

まだかまだかと、見えぬ頂上を目指し、ひたすら動かすふくらはぎはパンパン。

ショートカットできる道はないものかと邪念と戦いながら、やっとこさで到着。

 

ビッグバンと称した都市開発が進む福岡を眺めながら、二十年前の自分へ、一言。

「若さは、永遠じゃないぞ。」

 

 

湯水のように湧き出てくる、悩みや問題。

けどな、悪いことばかりじゃない。記憶力や体力は衰退するが、若い時には感じるコトができなかった詫び寂びを感知するセンサーは発達する。

 

この前AKB48恋するフォーチュンクッキーを何気に聴いたが、女子たちが言っていたぞ。

「人生、捨てたもんじゃない。あっと驚く奇跡がおこる。」

 

そうそう、人生は、Hey!Hey!Hey!だ。

やっと登ったかと思いきや、さっそく「下りる」と走って行く息子を追いかける姿がわたしの現在進行形。

 

この後、パンパンになったふくらはぎをガクガクさせながらウォークと踊った・・・という話でした。Hey!