ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

2009年7月22日。

孤高のロックンロールギタリスト、アベフトシが亡くなって今日で3年目を迎えました。

中学・高校時代、HR/HM少年だった私は
イングヴェイ、ヌーノ、高崎晃、ダレル、スラッシュ、マーティ、ポールギルバート等の音に酔いしれ、
ギターのテクといえば「ソロをどれだけ正確・丁寧に速弾きできるか」でしかなく、
「あいつ、速いらしいばい。」と、
友達や他校の連中とそれはもう競い合っていました。


『ミッシェルの曲は最初から最後まで俺のギターソロ。』
『1弦から6弦までで1本の弦だと思ってる。』
『速弾きとか全く興味なかった。だってバッキングのほうがカッコイイじゃん。』
(アベ語録)


アベを知ってウィルコジョンソンやミック・グリーンを知り、
ギターで大事なのは左手の滑らかさより右手のストロークだと知った。
そして、改めて「ロックンロールのコード進行ってこんなにカッコイイんだ」と
思い知らされたのを覚えています。
この人と15歳の時に出会っていたら、私のギター感ももっと早く変わっていたかもしれません。



チバはアベの音を最初聴いて、『確信』と同時に
この音に勝るボーカルとしての『プレッシャー』も感じたと思う。
そしてそれが、後のミッシェルの鬼気迫るライブパフォーマンスにつながったと思う。





途中何度も中断された、伝説のフジロック。 「鬼」のアベ、全開。