ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

ヘドロよ、さらば。

生活環境・水産環境の改善を使命とされる株式会社レンテックさまが開発された
新商品製剤のブランディングを担当させていただきました。

『活きた微生物製剤 スラッジアウト』


コピーライターKさんから力強いネーミングを沢山提案していただき、
水産環境コンサルタントY本さん監修のもと、皆でセレクトしました。【商標登録済み】

1袋につき25平方メートルを目安に、ヘドロから発生する硫化水素を分解し、水質・底質などを改善することができます。
商品化になるまで膨大なデータ研究・実験をされ、結果として100%ヘドロが砂地に変わっております。
(↑失敗例がないので、逆にどこに効かないか模索中とのこと)
そのとてつもない分解力のため、パッケージの素材によっては微生物が内側から袋を食べてしまうことも。。
素材はもちろん、ガス抜き・保存期間、印刷重ね塗りなど、
資材会社の協力のもと検証を重ねながらのデザイン制作となりました。


ちなみにどれくらいスゴイ分解力かといいますと、
[施工事例1:引津湾干潟]
アオサまみれの海岸が施用後10カ月で消滅。泥色も黒色から白色へ。

[施工事例2:糸島市深江]
ヘドロと臭気により近隣住民から苦情が来ていた河川。施用後1ヶ月で堆積汚泥がなくなり、砂地に戻る。

他に、アサリが消滅した海岸にアサリが戻ってきたり、カキの身の付き方や大きさが変わったり。。


なによりも全て微生物のチカラなので、生態系や環境を壊すことなく元の状態に戻すことができます。【特許出願中】







初対面の際、いただいた名刺にはY田社長の家紋をベースにした自作のロゴマークが。

「会社設立時にとりあえずで作っただけなんですよ。。いつかちゃんとしたいんですけどね。。」の言葉に
「これも何かのご縁!この際リニューアルしちゃいましょう!」と提案。

「まー立派になって!」社長の喜んだ顔に、こちらも嬉しかったです。




『スラッジアウト』は海・川・汚れた泥があるところ全てに効果がありますので、
今後の展開として、急激な経済発展により汚染された海で困っている国など、世界進出を目指していきます。(海は世界中つながっております。)
もちろん、日本国内でも同様の問題をかかえる場所はたくさんあります。
行政・自治体はもちろん漁業協同組合の方々、『活きた微生物製剤 スラッジアウト』どうぞ宜しくお願いいたします。

株式会社レンテック