ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

絵を飾る。

作品のモチーフに「少女」をよく選びます。
同姓なので、気心が知れているからでしょうか…。
着せる服や、髪型を考えるのが楽しいのです。
昔、売り込みをした先で言われたことがあります。
「見ている人が、『こんな女の子になりたいな』と思うような絵を描いてみては。」
アドバイスされた当時はピンときませんでしたが、今は分かります。

昔、同じ手法で制作した、カラーでメルヘンな作品を「子供部屋用に」とお母様が言ってくださいました。
驚きました。
私の幼少時代には考えられないことです。(ジグソーパズル*を買ってくれるのが関の山でしたから(悲))
よく「父親がビートルズが好きで…その影響でしょうか〜」と語る有名人がいたりします。
幼少時代の環境が将来へ及ぼす影響を感じますが、
「ひょっとして、私の絵を見て過ごした子供が将来………」と淡い期待をしてみたりも。

お客様で「飾りたいけど…場所がないのよね…。」と購入前に悩まれます。
そんな時は、これを機に壁にホワイトスペースを確保してお部屋の雰囲気を変えてみては?と
お伝えてしています。
私は、日本の「掛け軸」文化に乗っ取って、ディスプレイしている絵を1年のうち何度かチェンジしています。
夏は半袖を着ている子。
冬はマフラーを巻いている子。
大がかりな模様替えは大変ですが、絵や小物をチェンジするだけだと労力も必要有りませんしね。
さて、今の時期はどんな絵を飾りましょうか。


*当時(12歳頃)大好きだったWinkの2000ピース。テンションが上がったせいか1ピース紛失してしまい
 段ボールを駆使して自力で作り上げたものの…あべこべな結果に終わる。
 Winkをチョイスした私も切ない。