ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

名前は、パレッタ。

熊本県熊本市西区にございます『ちぐさ幼稚園』さまのロゴマークのご依頼をいただきました。

1975年4月に設立。スポーツを通して子ども達の健康な身体・こころ・感性を育成するをモットーに、自然豊かな環境で営まれています。

昨年10月。現地に伺い、園舎をとりまく環境を見学。仕事として訪れたものの、ついつい5歳児の母親目線で見学しておりました。
(詳しくはコチラ→「急きょな、弾丸くまもと。」

 

約半世紀、園児たちを次のステップまで羽ばたかせ続けている『ちぐさ幼稚園』。
入口に君臨するクロガネモチの大木。目の前に広がる金峰山。園児たちのキラキラした目。歴史を感じる木造の園舎。見学して感じた温度が残っているうちにアイコンになるものを探りました。

迷った時は、創立者である千草先生のお写真を拝見。先生がどんな想いで保育に携わられていたのかを私たちなりに読み取りながら想像を膨らませます。

いろいろな色を混ぜる場所が『パレット』ならば、幼稚園っていろいろな個性が集う場所だよね、とぼーっとイラストを眺めていましたら、、、いました。

いろいろな体験や経験を通して、じぶんの『色』を見つけてほしい。

各クラスの色「もも・あお・きいろ」をベースにした、『パレッタ』の完成です。

 

そして理事長とのヒヤリングで耳にした、「私たちはスポーツを通して園児たちの体力はもちろん、集中力や精神力を引き出していきたいんです」のお言葉。

その先生たちの想いを『ちぐさ』のロゴタイプに込めました。

 

 

2024年の春より、パレッタがちぐさ幼稚園の一員になりました。今後じっくりとホームページや様々なツールに展開される予定です。

ちなみに他のデザイン案と最後まで悩まれていた理事長の背中を「トン」と押したのがこのパレッタの後ろ姿。

「いやぁ、、これはヤバいですよ。。このお尻は可愛すぎますよ。。笑」
パレッタにかけていただくお言葉がとても嬉しく、たくさん考えた甲斐がありました。これから園児たちと一緒に育ってくれることを楽しみにしております。

 

 

・・・この出会いも、私たちが「いつか小児科や幼稚園などのデザインに携わってみたい」とサイトで記していたのを検索でキャッチしてくださっていた方が、たまたま園の関係者だったというお話。本当にご縁というものは不思議なものです。言霊です。言ってみるもんです。書いてみるもんです。これからもたくさんの夢物語を綴っていきたいと思います。