ぼちぼちですが、最近ようやくボーっと庭を眺める時間ができました。
すると、中くらいのネコが庭先にやって参りました。
初ネコです。
すると、すると、同じ日にそれとは違う大人ネコが横切りました。
（あの身の動かし方を見る限り、野良だと推測しております。）
自然に「本田さん」を思い出しました。
なかなか我が家のマツダ車の下には遊びに来てくれない本田さんですが
「ここぞっ」と言う時には寝っ転がっていてくれたのです。
悲しい思いで病院から帰ってきた日。
仕事に不安を覚えた日。
気持ちがシクシクした日。
そんな、とりわけ気分が冴えない時を選んでいてくれた気がします。
猫なで声で寄り添ってくれる訳でもなくチラッとこちらに目線を配り
また転がり続けるだけなのですが、あれはまさしく「情」です。
今思うと、媚びることはせず、「人」の扱いを心得ていたネコでした。
快く撫でさせてくれ、どれだけ安堵感を頂いたことか。
いつのまにかベランダから本田さんの所在を確認するとから一日がスタートしていました。
〜次回〜「意味深な鳴き声。」
