ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

ソラニン。

録っておいた新春ロードショー、『ソラニン』をやっと観ることができました。(今頃!)


映画館でだいぶ『もらった』盟友・A生くんから「DVDでもいいから観たほうがいい」とずっと言われてきてまして、
どんな内容か全く情報を入れずに鑑賞しました。

いや〜あの時期のすごくリアルな日常がとても切なくまた痛く、
主人公・芽衣子の最後のライブは思わず号泣してしまいました。
篤姫はもちろん、宮崎あおいさんの映画をちゃんと観たことがない私でしたが、
彼女が次回作、次回作と引っ張りだこというのがよく分かったような気がしました。




大昔、私もデモテープをひとり自宅でコツコツ作り、天神界隈の音楽レーベルなどに送りまくっていた時期がありました。
「下手な鉄砲数撃ちゃ〜」とでもいうのでしょうか、その中で1社だけ会ってくださる人がいました。
私はそれだけでもう勝手にゴールしたかのようなり、舞い上がり
そこの社長さんに音楽への情熱をありったけぶちかましておりました。
でもそんな甘〜い考えが見透かされていたのでしょう、


「ライブはどれくらいのペースでやってるの?」
「固定ファンはどれくらいいるの?」
「ひとりで作ってるの?んじゃメンバー見つけてまた来なよ」
「ビジネスだからね、夢物語じゃどうにもならないよ」


と、非常にクールなアドバイスをいただいたのでした。






物語はちと?不安定 / N'夙川ボーイズ



ちなみに半年後、その会社が倒産したことも知らず、
当時、最高のメンバーを引き連れた私は、その雑居ビルの階段を意気揚々と上がるのでした。