テレビで放送されていたジブリの「竹取物語」。
内容はすでに分かっているので、お気楽に鑑賞しておったのですが
見終えた後に、色々な感情を整理するのに時間がかかった・・・そんな映画でございました。
あれやこれや、感じることがあります。
月と地球。
完全と不完全。
無と生命。
それらをご自身の解釈で答えを導き出し、制作された高畑勲監督。
すごい仕事を成し遂げられたんだな、と今更ながら分かりました。
クライマックスの「別れ」は、絶望的に無慈悲な場面です。
しかし、そこで流れる相反する陽気な音楽。
極楽浄土を彷彿させるメロディーが、今となれば「なるほどな」と少しは理解できる…気がしております。