ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

雨のオーガマン。

ご主人「長住まつりがあるってよ!」

急きょ予定を変更して、行ってまいりました。

 

この日だけは歩行者天国に姿を変え、祭り人で賑わいます。

子ども神輿やパレード部隊が練り歩き、両脇をかためる出店の数々。

時代は変われども、お祭りのアナログ感は変わりません。

 

ボクは、カキ氷で涼を。

カカは、豚バラでタンパク質を。

この他に焼きそばも食べましたし、気になっていた冷やしキュウリにも挑戦しました。

浅漬けを想像していた私は、その名の通り冷たい(だけの)キュウリに一瞬「え?」と戸惑いつつもガリガリっと。気分はカッパ。

キュウリをガリガリしながら散策を続けていますと「あれやりたい!」と息子(4歳7ヵ月)がねだるはスーパーボールすくい。

 

金魚すらすくえない紙製で、どうしてすくえようか。

今日だけは、そんな野暮なこと言っちゃぁいけねぇな。

すくった数分後、地面までビヨ〜ンと伸びた水風船が見事に破裂しようとも、祭りというのはそもそも夢物語のようなものなのです。だから冷たいキュウリだって成立するのではないでしょうか。

 

お次はタコ焼きも食べたいなぁと、うろうろしながらメイン会場まで到着しますと、そこはリトル沖縄。

伝統舞踊が披露されており、すっかり見入ってしまいました。

この獅子に頭をガブっと噛まれたかった。

 

沖縄を堪能した後は、地元の保育園児によるポニョの合奏。

息子と同年代の頑張り屋さんたちに、大きな拍手を!

 

長住まつりがここまで豊かで楽しいお祭りだとは知らず満喫しておりますと、舞台裏ではオーガマンが待機しているではありませんか。

御用達の大賀薬局でちょくちょくポスターを拝見しておりましたので、おもわず「あ!」と指差す45歳。

司会のお姉さんと子供たちのかけ声を聞きながら今一度気合いを入れる薬剤戦士たち。

どんなアクションを披露してくれるのか期待も膨らむ中、じわじわっと辺りが薄暗くなり始め、ゴロゴロゴロ.....。これもオーガマンの演出なのか?さすがオーガマン、魅せ方を知ってるなぁ〜.....なんてワクワクしていますと、スピーカーからの音でも演出でもなく、まさかまさかホンモノの雷雨。それも、ひどい方。一目散に会場を後にする観客。

通り雨でありますようにと祈るも願い届かず、雨脚は強くなる一方。

お店のテントや遊具に逃げ込む観客たち、それでもステージに戻ってきた観客たち、の裏で大我慢する薬剤戦士たち↓。

止む気配の無い雷雨に、私たち家族は帰宅を決意。

 

大雨に打たれながら小走りで駐車場に向かいながら、これもまた非日常で楽しいかもしれないなと、雨粒と戯れる息子を見て思いました。

駐車場に着く頃には雨も止み、長住まつりのその後が気にはなりますが、オーガマンがきっと丸くおさめてくれたことでしょう。

 

食べそびれたタコ焼きは、来年へ持ち越しとします。