警固公園のクリスマスツリー。
役目を果たした後は山に植え戻されるそうで、そうでなくっちゃ!と嬉しくなる取り組みです。
薄暗くなると共にキラキラしてくるイルミネーションは、6年前の今頃も美しく輝いていました。
年末のどこかワクワクの中に光輝く風景はとても幻想的。
幸福で満たされたイルミネーションの美しさが心に反して、もの悲しかったことを覚えています。
先の見えない不妊治療中で、病院の帰り道で見たそのキラキラに励まされるというよりも、なんでしょうか・・・悔しいというか、悲しいというか、怨めしいというか、
周りと自分の温度差が、やけに身に染みました。
人々の色々な想いが交差して、ただ美しいだけはないこの場所で流れる時間。
幸せな人もいれば、幸せでありたいと願う人も行き交う警固公園。
時は流れ、家族でイルミネーションを見てまいりました。
あの頃と同じように輝く光よりも、
息子は・・・石。
ツリーよりも、
遊具・・。
一緒に記念撮影しようという母の願いは虚しく、園内を走り回りいつもの公園遊びとなんら変わりがありません。
6年前のわたしに、ひとこと。
「感傷に浸るよりも、目の前の小僧を追いかけろ。」
メリークリスマス。