「カカは、おれがまもる。」

仮面ライダーごっこをしていたときに、息子が言ってくれました。

遊びながらもその一言が胸に刺さり素直に嬉しくて、言ってくれた時の空気ごと瞬間冷凍したい気分です。

「あぁ、小さい頃はそんなこと言ってくれてたのに、今じゃババァ呼ばわりですか。あん時は本当に素直でかわいかったのに、なんでだろねぇ・・ブツブツ」

そんなことは言いっこ無し。それはルール違反です。

誰もわからない遠い未来の話に「今」の息子を引き合いに出すのは、うまく言えないのですが...なんかダメな気がするのです。

例え十数年後に生意気になったとて、息子が守ってあげたいと思えるような母親になることのほうが先決。
クソババアになろうが、うっせーんだよと言われようが、最後の最後は絶妙な距離感で側にいてくれれば最高じゃないですか。

歩く時は絶対手を繋いでくる息子よ。
その繋ぐ相手が変わったときわたしは淋しさを覚えるだろうから、そのポヨポヨの柔らかい手を独り占めさせておくれ。今のうちにうんと握りしめておこう。