ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

味のあるおじさんのみの市。

暖かくなってきましたので、久しぶりに筥崎宮蚤の市にて探索。

蚤の市は護国神社も有名ですが、ここ数年、味のある露天商のおじさんたちも身を潜め、オシャレな業者ばかりが台頭してくるようになりました。

 

ただ、ここ筥崎は違います。

並ぶ商品たちはもちろん、おじさんたちも健在です。

あーいいっ!

見ているだけで楽しい。

 

 

妻が籠だお皿だと吟味しているなか、男連中はオモチャを探索。

ショーケースに入った異様なまでのオーラを放ったトミカは眺めるだけにして、しばし休憩。

↑昨年オープンした箱崎ジェラートさんのイチゴ味。毎朝手作りされている無添加ジェラートです。イチゴの粒がぎっしりと入ってました。

 

 

ん!?
おっ!シシカバブー!!

A生兄やんに買っていこうかしら。

このポスターも兄やん好きだろうなぁ。

売ってくれるまでここから一歩も動かない姿が目に浮かびます。(性の伝道師A生)

 

 

でもって、まだカゴを悩む妻。(もう買え買え!!)

欲しいものがあっても一度家に帰って、寝て、夢に出てきたら買う、という本当に愛着のあるモノだけを揃える妻。結局籠はまたの機会にして年代ものの大きいお皿を購入。

 

妻は蚤の市で出会った品は「買う」と言わずに「連れて帰る」と言います。
前の方の想いや歴史をもそのまま大切に継承するということのようで。
なるほど、いい表現です。

 

 

「夢に出てきますように。」

そんなこんなで二礼二拍手にて帰途についた一日なのでありました。

 

 

【 今日の1本 】 
七人の侍(1954年207分/日本)

言わずもがなニッポンが世界に誇る最重要映画。味のあるおじさんしか出ません。
(九人の侍も準々決勝ガンバレ!!)

 

10年後、20年後って。

何度も経験してきた春。

来年も再来年も・・・この先ずっと迎えたい、色々な春の色。

「10年後、どうなりたい?」

ご主人の突然の問いかけに「そうね、10年って意外にあっという間よね。」と返しますと「じゃぁ、20年後は?」重ねられた問いかけに「・・・そぉねぇ。」

 

今の家は息子に譲り、近くの団地に移り住んで隠居生活。とは言え、年金だけでは心もとないので、なにかしらの制作をしながら、小さくてもいいからお金を稼げたらいいな。孫の登園や犬の散歩を定期的に手伝って、息子夫婦をサポート。クルーズ船で世界一周的な発想はありません。この街でコンパクトに生きていけるだけで満ち足ります。

 

そんな会話をしながら「なりたい20年後のために、これから先の10年が勝負なんじゃないか?」と二人で結論づきました。

 

 

団地住まいのプライベートもそうですが、仕事だって同じ事が言えますね。

歳をとった分できないこともあるでしょうが、重ねた分できることもあるはず。

 

方々を出歩く性分ではないので、だったら『モモ』のようなお婆ちゃんになって皆が寄ってきてくれるような人間になれるよう、これからの10年は琢磨の時間に。

カメと一緒に散歩をする20年後のためにも、足腰も鍛えておくことにします。

 

今週も皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

 

ちょうどいい体温。

福岡の飲食店「焼売酒場いしい」や「ツクネスタンダード」を手がける企業「株式会社ドラマティック」さまの企業ブランディングに伴い、CIを担当させていただきました。

ブランディングカンパニーCROMAGNON&Co.さまを中心に、社長・幹部へのインタビュー、全社員へのアンケートや幾度にわたるワークショップの中、導き出されたキーワードはちょうどいい」。特別高額なお店ではないけれど、決して質の悪い安い店ではない「ちょうどいい価格」。やりすぎないサービスといいながら、決して冷たい対応ではなく心がこもった「ちょうどいいサービス」。

そうした「ちょうどいい」の先、多くの人々にとっての「ど真ん中」を目指したいという言葉を、そのままスローガンに掲げ、企業理念が完成されました。

 

導き出された「ちょうどいい」のバトンを渡され、その想いをロゴに昇華させるべく、地球上で一番バランスのよい、地軸の角度でロゴのエレメントを設計。

そして、何よりもドラマティックな会社には情熱、体温がある。その体温を表す「℃」をロゴタイプに内包。クライアントにも非常に喜んでいただきました。
“おいしいのど真ん中に。”をスローガンに世界へ挑むドラマティックさまをミカドヤも応援していきます。
株式会社ドラマティック

 

ちなみに、「ロマンチック」だ「オートマチック」だとブルーハーツやミッシェルで育ったせいか、どうしてもドラマ「ティック」をドラマ「チック」としか発音できず、何度も何度もプロデューサーK井氏に訂正されるのでありました。
(オイラが悪いわけじゃないんだ、ヒロトとチバが悪いんだぁ(泣))

 

白水大池公園、しろうずって言います。

2度目の『春日白水大池公園(しろうずおおいけこうえん)』に行ってまいりました。
(わたし、初回は欠席)

雨が降りそうで降らない、でも降りそう・・・、そんな天気予報にヒヤヒヤしていましたが、御日様に軍配。

持参したおにぎりと近くにあるMrMaxで調達したお惣菜でお昼を済ませ「さぁ遊ぶぞ」と意気込むも、食べ過ぎで重たくなったカラダに、ふわふゎ〜っと忍び寄る、眠気。

砂場で遊ぶ息子(4歳)に、このままじゃ父も母も春眠にやられてしまうと告げ、園内の白水池を一周しようじゃないかと提案しますと、意外にもあっさり承諾。

池の周りをぐるりと囲む散歩道は、一周2.11km。

池の上を流れてくる風は冷たいものの日差しは暖かいので、景色を楽しみながらのんびり歩くとができました。

ゆったり、キャットウォーク。

 

グランドも併設してあり、参戦する人も観戦する人もそれはそれは気持がよさそうで、

ラグビー選手の声を背に先に進みますと、弁財天はコチラの➡を発見。

厳島神社と関係があるらしく(詳しくは、詳しい方にお尋ね下さい)財運や芸術、学問を祈って、二礼二拍手。

 

 

お、またもやネコ。

水際で日向ぼっことは、上級者です。

 

歩くことに飽き始めてきた息子をジュースで釣りながら、てくてくゴールを目指します。

ワンコもはぁはぁ・・・=3

1、2、1、2、はい、がんばって。

 

 

ホットレモンでパワーチャージした息子の足取りは軽くなり、可愛いらしいカモの集団までダッシュ

水面下には大きな鯉も口を開けていて、餌のおねだりです。

常連の餌やりおじさんがパンを投げ込む都度、右往左往する池の住民達。

上空からは、トンビまでもが羽を広げてやってくるではありませんか。これにはちょっと驚いてしまいました。

 

しかしながら・・・、

これは、多すぎかも。集団というより、軍団的な迫力。。。

 

餌をやってみたい!とねだる息子に「コレ、いいよ。」とおじさんがパンを分けてくださいました。

ありがとう・・・と極細でお礼を言い、渡されたパンを鯉にハイどうぞ。見知らぬ方にも優しくしていただき、なんでしょうか、公園は人をおおらかな気分にさせてくれる場所なんじゃないかと思うのです。

だから大好きななんですよね、公園って。歩くだけで、本当に楽しい。

 

お散歩するワンコたちを見ていますと、ねぎ(愛犬)に会いたくなり・・・

無事にゴールに到着したことですし、さて、愛犬が待つ我が家へ帰えるとしましょう。

 

桜が咲いた頃に、また遊びに行きたいと思います。(餌持参でね)

 

ひょうたん島の案内人。

佐賀県太良町観光協会さま、竹崎コハダ女子会さまと協力して作り上げた、竹崎の観光MAP。

A3ワイドのこの地図がなんと、、、、

 

デ・デーン!

島の入口(竹崎島橋)に出現したとのご連絡をいただきました。

ちょうど一年前は、制作真っ只中。

まさか、お出迎するお役目を仰せつかるとは、バンブーさき子もビックリしていることでしょう。

有明海に沈む夕日を背に、数十年先までこの場所でひょうたん島を見守っていくんだと思いますと、なんでしょうか・・・地元に根付けた感が嬉しくて、じわ〜っと熱いモノが込み上げてきます。

 

この仕事をやってきて、良かったな、と。

 

 

さて実は、このMAPの中に、カニとじゃんけんをするバンブーさんがいます。

勝ったか、負けたか。それとも、あいこか。

勝敗の行方は、現地にてご確認くださいね。
(Nさん、写真のご提供ありがとうございました!)

 

MAP制作中の様子はコチラです

 

傍で一緒に考える。

福岡県八女市・井手製茶工場さまの主力商品『菊長治』の仲間に、ほうじ茶が増えております。

「一番茶」の茎だけでなく葉を合わせた奥行きのあるブレンドほうじ茶。ほうじ茶独特の焦げ臭や苦味が苦手な方も人もいらっしゃるかもしれませんが、井手さんはその中でもエグみのないクリアな後味を目指し『二段階焙煎』で丁寧に焙じてらっしゃいます。
芳ばしい香気はそのままに、やさしく柔らかな味わいが特長の菊長治ほうじ茶です。

 

新商品ブランディングのご依頼時から将来的なラインナップ構想のお話は伺っておりましたので、商品が増えても一番印刷コストがかからないデザインを当初から施していました。それが今回功を奏し、地場の印刷会社さんが「よく考えられてますねぇ。」と感心されていたと、クライアントにも非常に喜んでいただきました。

もちろんでございます。クライアントの大切なご予算、1円たりとも無駄にしたくありません。
菊長治の棒袋も然りです。

「今」だけではなく「その先」も見据えて提案していく。
ずっとクライアントの傍にいて一緒に考えるからこそ見えてくるものがあります。

 

これからも井手製茶工場さま、どうぞよろしくお願いいたします。
(そしていつもお知恵を貸していただき、私どもを助けていただき誠にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。)

 

■菊長治のご注文はAmazon、もしくは下記にてお求めください。
有限会社井手製茶工場
福岡県八女市黒木町田本191番地
TEL:0943-42-1487
FAX:0943-42-3988

 

高校の、コート。

高校時代のコート。

競技場ではなく、防寒着の方です。

 

正月帰省を機に実家で眠り続けていたそれを、復活させました。

ボタンを付け替えて44歳仕様に。学校指定服ということもあり、シルエットは今どきではないのですが、私はそこがお気に入り。流行っているから的なことにはあまり興味がなく、要は仕立てがちゃんとしているかの方が気になります。

26年ぶりの再会。

 

登校時に着ていたコートを、息子の登園でも着るだなんてね・・・。

人生面白いものです。