ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

桜の散歩道。

今年も、見事に咲いてくれました。

サヨナラとお別れを言う人、はじめましてと握手で迎える人。

新年度特有のキモチが入れ替わるこの季節は、春の優しい陽気とはうらはらなシビアな時期でもあります。

 

息子(4歳3ヵ月)も今月よりパンダ組。

ひよこ→あひる→うさぎ→リス→パンダ→きりん。犬は無し。

 

通園バッグを新調し、KANKENを背負っての新学期。

足取りは、ちょっとお兄ちゃんになった気分。

桜の桃色が新緑のグリーンに変わる頃、どんな生活をしているのだろうか。

花→新緑→紅葉→散る、そして・・・また咲く。3ヵ月後、半年後、1年後の移りゆく自分の姿も気になります。

 

皆さんの春は、いかがでしょうか?

あんなこと、こんなこと、大人になると色々ありますが、えい!と一蹴り。

面倒くさいことは愛犬曰く、ちゃっちゃと砂をかけることも必要だとか。

 

歳を重ねたぶん咲き方も違っていいわけで、

一重で咲こうか、八重で咲こうか、咲き続けることが大切なんだと思います。

 

舞い散る花びらに応援され、出発進行。

足取り軽くまいりましょう。

 

城南区長尾1丁目の、台湾料理。

地味に連載を続けている食べ歩きレポート。

徒歩圏内に台湾料理『福鑫楼(ふくしんろう)』さんがOPENしました。

現地の言葉が飛び交う店内はリトル台湾。

 

ご主人はジューシーな油淋鶏ランチ。

私は牛肉ラーメンランチ。

 

お話を伺うとご家族で切り盛りされているようで、可愛らしい娘さんの「また来てくださいね」に、次は回鍋肉を食べてみようかなと計画しております。

日本語を勉強中の調理担当のお父さまも厨房から出て来てくださって、「美味しかったです」の感謝のキモチを込めてGOODサインを送ると満面の笑み。

 

店舗施工時に見つけたメニューサイン表記の違和感。。どうやら「セット」が「セシト」になっていたようで、「おいおい、店の方の原稿が仮にラーメンセシトって書いてあってもそこは『セット』で汲み取ってあげなよ。。」と施工会社を調べて電話しようかと嘆いていたご主人の想いが届いたのか、開店時には看板が取り替えられてありました。(ホッとひと安心)

 

地域で盛り上げて、地域に溶け込む。そんな台湾料理屋さんになってくれることを願っています。

台湾料理 福鑫楼(ふくしんろう)
福岡市城南区長尾1-15-21

 

八女茶発祥600周年プロジェクト。

福岡を代表する八女茶は今年発祥600周年を迎えます。
その600周年記念プロジェクトとして発表された高級八女茶『八女伝統本玉露』オリジナルボトリングティーのデザインを担当させていただきました。

栄林周瑞禅師から受け継いだ600年。ここまで八女茶を守ってこられた生産者の皆さん、八女茶を広めてこられた茶商の皆さんの想いを世界に届けたい、から始められたプロジェクト。2016年よりNY、香港など海外から絶大なる評価をいただきつつも、有名シェフの急逝やコロナ禍を乗り越え、ついに再始動を迎えられました。

昨年、世界的ソムリエのフランソワ・シャルティエ氏が八女に直接訪問。八女玉露の味に甚く感動され、「ボトリングにしてヨーロッパやNYCのレストランに提案するべき」という話から、『料理と合う、料理に寄り添う味でお届けする』をテーマに、シャルティエ氏と八女の茶師とで検討を重ね完成されたこの商品。
プロデューサー小柳さんのおよそ8年に及ぶこれまでの経緯をお聞きしながらこのプロジェクトへの情熱を昇華させるべくデザインについて話し合いました。

 

シャルティエ氏がその美しさに感銘を受けた八女の山々をベースに、八女茶山唄を入れたものなど10数案のデザインから小柳さんと2方向に絞り、スペインよりシャルティエ氏本人からのディレクションも受けながら調整。

妻に描き下ろしてもらった八女茶伝統技法・簀巻きの茶畑のビジュアルと最後まで悩まれましたが、

山々の写真を起こしたこちらの案に決定となりました。(妻、ナイスファイト!)


やりとり最後のメールでいただいたシャルティエ氏からの『Great!』のお言葉。
海外から見た日本のデザインという視点、そして今まで数万本というワインデザインを見てこられた方とのお仕事は私にとって大きな経験となり、最終的にこのような評価をいただいたことは嬉しい限りでございます。

八女伝統本玉露ロゴはDIAGRAMの鈴木氏。前身でもあるタイクーングラフィックスの頃から勉強させていただいた方なので、その方のデザインの細部をこういったカタチで直に触れることができ20代の頃を思い出すのと同時に刺激をいただきました。

 

最後に、「シャルティエさんが感動された八女の山々は具体的にどこなのか?」からスタートするにあたり、井手製茶工場の皆さまには大変お世話になりました。八女茶山唄についても色々ご意見いただき助かりました。この場を借りて御礼申し上げます。
そして白い目で旦那さんを見ながらも素晴らしい翻訳を担当していただいたS子夫人、ありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。旦那さんも頑張ったんで何か一品オカズでも増やしてやっといてください(笑)
(旦那:「なぜいつも俺ばかりに白羽の矢が。。泣」)

 

 

【八女伝統本玉露 商品説明】

日本の南部、福岡県は八女市で生産される「八女茶」。このお茶は、八女茶600年を記念して造られた、日本最高峰といわれる八女伝統本玉露です。八女の深い山中にある畑で、独特の風土と特別な製法により生産者たちが丹念に磨き上げた、究極の日本茶

八女茶生産者2000名のうち、約100名ほどが生産し、独自の生産基準を厳しく設けた玉露。八女茶の栽培面積は1,510ha。そのうち、八女伝統本玉露の栽培面積は12.1ha。つまり全体の0.8%しかありません。さらに本ボトリングティーで採用される茶葉は、希少な八女伝統本玉露の中でも、Superlativeと呼ばれる品評会レベルの最高峰茶葉であり、これは八女茶全生産量:1,664,000kgのうち、約124kgしか存在しません。つまり八女茶の中のトップ0.0074%のものを抽出したものです。その茶葉を丁寧に抽出することで、深い「旨み」と「甘み」、そして上質なドイツの白ワイン リースリングの芳香を彷彿とさせる唯一無二の玉露が完成しました。

八女茶生産者と、フランソワ・シャルティエのハーモニークリエーターによる「ブレンドの新しい芸術」をお楽しみ下さい。

 

今回の生産は、100本。全シリアルナンバー付きで、早速50本はシャルティエ氏がいるスペインに送られ、5年後に年間5.000本の生産流通を目標とします。

八女伝統本玉露『YAME』
限定10本先行販売:ご購入はコチラまで八女伝統本玉露公式HP
PRICE:500ml/¥27,000

 

バンブーさき子さんに、会いに行ってきました。

週末を利用しての帰省。若き頃のお二人もご主人とこんな感じで歩いていたのでしょう。

お正月ぶりの再会に、テンションMAXの息子(4歳)。さっきまで車酔いしていたのに、見事に復活です。

道の駅太良に寄り小休憩。有明海を見渡しての深呼吸は都会では味わえません。

この日に放送された『ブラタモリ』で佐賀が水と共に栄えてきたことを知り、そんな知識を蓄えて眺めると、これまでとはひと味ちがう風景でした。

 

車を進めて、向かったのはコチラ↓。

佐賀県太良町観光協会さま、竹崎コハダ女子会さまと協力して作り上げた竹崎の観光MAPの巨大版を実際に見に行ってまいりました。

 

屋根瓦まで積んで、なんともご立派。

赤いマフラーを潮風でなびかせ、バンブーさき子さんとの再会。

これからも竹崎でがんばるんだよとエールをおくり、太良をあとにしました。

 

成長と反比例する、親心。

「この生活は今だけだ」と、2時間おきの授乳やエンドレスのオムツ替えを修行僧のようにこなしていたあの頃。朝から公園で遊び、お昼ご飯が終わったと思ったら夜ご飯。

こんなにも自分の時間が無くなるものかと、息子用のかっぱえびせんを盗み食いしながら「辛抱の時期だ、乗り越えろ」と励ましていました。

 

ところが、どうでしょう。ここ最近の息子の成長具合。

好きな動画のキャラクターの名前や、小難しい運搬車のあれやこれも覚えたり、先日なんか「『塩かいとロバ』読む?」と誘うと「ちがう、『しおをはこぶろば』」と訂正される始末。言葉しかり「え、それ自分でやれんの?」と靴を揃えたり手を洗ったりトイレに行ったり、ちょっとした行動もスムーズになってきました。

 

どれもこれも、私が望んでいたこと。自分でできるように教えてきたこと。なのに、なんとも言えぬ、この寂しさよ。

保育園もあと2年間。ぽよぽよした手を繋いで歩く日が永遠ではないことは承知していま。可能であれば、あと5年『今』を延長申請したいところ。修業だと思っていた自分がこんなこと考えるだなんて予想していませんでした。

あの頃の修行僧に伝えたいです。

「あなたのそれは“辛抱“ではなく“幸抱“だ」

と。

 

 

別れと出会いの春。

今週も皆さま、宜しくお願いいたします。

 

安心をカタチに。

福岡商工会議所さまより、発足後50周年を迎える福商生命共済制度のブランディング強化を図るため、ロゴマーク、ブランドスローガン及びステートメントのご依頼をいただきました。

「福岡商工会議所(福商)がやっていることがなかなか伝わってないんですよ。」というお話と、生命共済に対してまだまだ堅い印象をもたれていることから、まずそれまで埋もれていた「福商」の漢字をひらがなにすることを提案。福商と生命共済をしっかりと分け、互いの存在を確保しつつ全体的に柔らかい印象になりました。

シンボルマークは経営者さまのいちばん身近な生命共済でありたいという想いから、『親しみ』の花言葉をもつ、黄色いガーベラをモチーフ。
生命をかたどったハートの花びらは、加入者さまお一人お一人。加入者さま同士が共に手をとり合う姿を大輪の花で表し、明るい経営の輪を咲かせていきたいという想いを込め、全ての花びらが繋がって一つになるよう設計しました。そして何よりもヒヤリングの中でよく耳にした、「ご年配の方にもわかりやすいもの」「明るくキラキラ」のワードを念頭に、流行やトレンドに左右されない、次の50年先でも耐久性のあるシンプルなものを目指しました。

様々なデザイン案の中から、担当者さまたちと最終的に絞った3案を加入事業所1600社による投票にて決定。基本的に私どもの仕事は最終決裁権のある方と決定まで進めていくのですが、今回は公開投票ということで、数ヶ月に及ぶ投票の途中経過を聞くのが楽しかったです。その中でも一番わかりやすいシンプルなこの案が採用されました。

 

24時間、365日。
12枚の花びらが、事業者さまの未来に安心を咲かせます。

福岡商工会議所の生命共済制度。社内・外の福利厚生の充実と事業の安定を図ることを目的に皆さまに寄り添えるあんしんの制度でございます。

皆さまこれからもふくしょう生命共済をどうぞよろしくお願いいたします。

 

春の、衣替え。

愛犬ねぎ。

焦げ茶色のシンプルな革製の首輪に、ゴールドの迷子札。

そろそろ交換時期になったきたので、新調しました↓。

思い切って赤がいいかな?いや、水色も似合いそうだな・・・うーっん、、、。

悩んだ挙げ句『白』に決定しました。

 

見慣れないせいもあってか、何だかよそ行きな感じ。

色ひとつで、雰囲気が変わるものですね。

 

12歳の春。

これから自分色に染めていってくださいね。