ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

クレイジーデザイナー vs ベテランプランナー。

クレイジーギタリストH渡サイコ野郎と飲み会。妻も交えて昔話に花が咲くのでございます。 f:id:iengmwk:20180928092900j:plain初めて会ったのは20年前。私が22、H渡さん31歳。当時フリーターだった私は動物園のような会社で先輩デザイナー達のお仕事を手伝っておりましたが、中でもこの人はひと味もふた味も違うクセモノでございました。

 

f:id:iengmwk:20180928092856j:plain出社時間は9時だったにも関わらず、二日酔いのこの人が会社に来るのはだいたい夕方16時。それから2時間でパパッと仕上げて18時に帰宅していく背中を見て、「なんてチョロい仕事なんだ」とデザイナーへの憧れが増す若き日の私。(数年後、死ぬほど大変な仕事だったと思い知らされる泣)

 

会社にとって結構大きなプロジェクトが入ってくることがあり、代理店も交えて最初の顔合わせの大事な会議。プロジェクトリーダーとして社内から大抜擢された彼は、「何だって!」とケータイ片手に会議中にも関わらず大急ぎで外に出るな否や、一向に帰ってきません。電話にも出ず、怒る社長をよそに私たちが天神の街を探している頃、彼は行きつけの定食屋のボヤ騒ぎで、大将夫婦が無事かどうか確かめに行っておりました。(もちろんその仕事から外されました泣)

 

一昔前のプロデューサー巻き&サングラスというクリエイター色の強い(要は胡散臭い)意識高い系ベテランプランナーが入社した時のこと。歓迎会のカラオケでぐったりと寝たその50過ぎのベテランに「主役が先に寝てんじゃねえ!」と後頭部にかかと落としをして大激怒されておりました。(あと「鈴木雅之ばかり歌うんじゃねえ!」とも言ってました泣)

 

なんだかんだでその後独立して20年。そんな彼ももう、かかと落としされる側の50歳。相変わらず訳の分からないことばかり言っておりましたが、これからもずっとずっと一緒に酒を酌み交わしながら昔話ができるよう、お互い健康には気を遣っていきたいものです。