押し入れから出てきた1本のカセットテープ。
20数年前、デザイナーH渡氏が自身のフェイバリットソングをまとめたテープでございます。
「あ、、これ。」
東京にデザイン修業に向かう私に照れくさそうに渡してくれた逸品。
カセットテープってのがたまりません。
久々に開けるとオリジナルの解説書が同封されており、一曲一曲丁寧にコメントが記してあります。あのぶっきらぼう人間が、これから東京で孤独になるであろう私が気に入りそうな曲をいろいろ考えセレクトしてくれたのかと思うと今でもジーンときます。
んまぁタイトルが無茶苦茶ではありますが(しかもGLAYの綴り間違っとるわ笑)、高校の卒業式、体育館で別れの涙と仰げば尊しが響き渡る中、終わるまで一人延々と校庭を走らされていた彼の言うこと。GLAYファンの方、どうか大目に見てやってください。
(※ちなみに式終了後、無事に卒業証書はもらえたらしいです)
サラリーマン時代、私はどの会社も1年(長くても2年)、もう吸収すること無いなと思えば1ヵ月で辞めてしまう飽きっぽい性格でして、会社を転々とした結果、運良く『人生を大きく変えてくれた』5人の先輩(私は師匠と呼ぶ)と出会うことができました。
その師匠5人衆の2人目に位置するこのH渡氏。
仕事はもちろん、バンド仲間でもあり、金が足らずレジで免許証を預けて飲み歩いた9歳差の親友でございます。(あの当時、私のクレジットカードは免許証でした)
H渡さんはじめ、コロナで全くもって友達に会っておりませんが、こういう発見がある限り、今ある環境は本当に周りの人たちのお陰だということを改めて感じるのでございます。
【 今日の1本 】
Are You Happy? / BLANKEY JET CITY(1995年/108分/日本)
師匠たちと出会ってなかったら私の人生は一体・・・(ああ、考えただけでも恐ろしい。。)