ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

入院生活を終えての、今。ー後半ー

今回の入院はお察しの通り、コロナ禍。

面会禁止。さすがに手術室に入る前後は主人と会えましたが、術後は話ができる状態ではなく不安はマックス。痛みに加え自由がきかないカラダにもどかしさが募り、ため息しかでない状況を親身にサポートしてくださったのは、看護師さん。

 

その、看護師さんたちです。

 

心細くて泣きじゃくる幼い子を、母親のように慰めるベテラン看護師さん。保育園から電話がかかってきた模様、子育て真っ最中の看護師さん。明日から産休なんですと、おっきなお腹を抱えた若い看護師さん。カーテン越しで感じる風景に何度も胸が締め付けられました。

聞いてみれば病棟も満室だとか。担当業務が忙しいのにも関わらず、お世話してくださるときはそんな忙しさを1㎜も見せないプロの仕事ぶり。

 

あ、もう一つ聞こえてきた会話がありました。

「仕事が忙しいのはへっちゃらですよ。けど、私たちが忙しいってことは患者様の調子がよくない証拠なので・・・、そっちの方が気になるんです。」

 

もう言葉が追いつきません。

 

マスク・手袋・エプロン・フェイスガード。腰には除菌ジェル。
仕事だから?なぜそこまで尽くせる?その笑顔はどこから?もう、理解不能と言っても過言ではありません。

 

この記事をどう締めくくっていいのか、うまいこと書けないのですが、これだけははっきりと言えます。

医療従事者の方々も生身の人間です。神じゃありません。誰かの親だったり子どもだったりする、私たちとなにも変わらない人なんです。

 

一日も早く「あの頃は大変だったよね」と振り返られる日が来て欲しいと願うばかり。

 

最後に、息子(2歳4ヶ月)と愛犬のお世話をしながら家事をし、仕事をし・・・、私ならムリであろうスケジュールを必死にこなしながら、励ましのLINEを送り続けてくれた主人に感謝を伝えます。

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(M平さん、ご近所さん、お花ありがとうございました。)