新進デザイナーの登竜門として1955年からスタートしている全国公募展「熊日デザイン賞」。
地方のデザイン賞で半世紀以上続くものはこの賞だけだそうです。
そんな熊日デザイン賞も今回、59回目を迎えてファイナル。。。
お仕事以外で個人的に表現する場として毎年参加していた人間にとって、
寂しさと感謝の気持ちが交錯しておりました。
最後に有終の美を飾りたく思い、応募してみたところ、
このたび、自由題ポスターの部で『一席・電通賞』を受賞させていただきました。
だんだんと過激さを増す現在の領土問題を「ぬりえ」をモチーフに表現し、
『きちんとただしく』や『はみださないように』等のコピー以外は何も記載せず
どう捉えるかは見る方に委ねました。
一昨年、三席をいただいたその日から「いつか一席を」とずっと意識しておりましたので
知らせを受けたときは信じられませんでした。
審査員の松木氏、松永氏、
大尊敬するアートディレクター副田高行氏。
誠にありがとうございました。
そして何よりも
関係者の皆様、59年間、本当にお疲れ様でした。
日頃、「もっと上手くなりたい」「もっと上手くなりたい」と思う私にとって、
熊日デザイン賞との出会いはとても大きなものでした。
これからも大好きな広告の世界で
努力することだけは誰にも負けないよう、日々精進していきたいと思います。
新しい環境で、とても良いスタートが切れたような気がします。
ありがとうございました。