ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

「さまざまな出会いを、経て」焼き鳥屋さんのロゴマーク。

福岡・博多といえばラーメン、もつ鍋、水炊き、、、そして何といっても焼き鳥。
(提供:福岡市)


そしてその焼き鳥の激戦区でもある中央区大名の中でひときわ異彩を放つお店『大名へて』。「超」のつく人気店です。



今回、その大名へてさんのロゴマークのデザインをさせていただきました。






思えばちょうど一年前、親友と行ったTHE YELLOW MONKEYのライブ帰り、
立ち寄ったお店でございます。(ミカドヤな日常 2016.7.18
まさかその時はこちらのマークを作るとは思ってもみませんでしたので
人のご縁とは不思議なものです。




へてさんの「へて」は紛れもなく「経て」からきております。
それはさまざまな出会い、経験を経てという意味もありますが、
帰宅する前にお店を軽く「へて」行って欲しいという想いも込められています。



その「経」の漢字を篆書体に置き換えたらアラ不思議、
糸へんって焼き鳥の串に見えてきませんか?(笑)

「これを使わないテはない」と、資料館で中国の文献・古文書を洗い出し、オリジナルの印もこしらえました。
(こういう瞬間があるからこの仕事はやめられません。)



また、「経る」とは時間の経過を意味します。
マークは時間の経過(時計回りに回す)ことで「て」にも見えるように。


今までお会いした社長さん皆そうですが、このT脇社長も負けず劣らずとにかく『男前』。
昨年末より打ち合わせを重ねる度にその行動力と決断力に刺激を受け、逆に授業料をお支払いしたくなるほど勉強になりました。
(私たちが今も成長できているのは、間違いなくクライアント皆さんのおかげです。)


またへてさんのスゴイところは、店内のメニューはじめ全てのツールを
スタッフさんで作られているということです。

手にとりやすいようにと、木材で作られたメニュー表ひとつひとつ丁寧にヤスリをかけてあるところなど、
『全てはお客さまのため』をモットーとする、へてさんの行き届いたサービスを象徴しているかのようです。



納品したマークが、これからスタッフさん全員で試行錯誤され
店内のさまざまなツールでお披露目されるのを楽しみにしつつ、
皆さま、一度へての焼き鳥、鶏料理を堪能されてみてはいかがでしょうか?