ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

サヨナラ、マリノア。

お盆帰省の大渋滞。。
ではなく、18日に閉館を迎えるマリノアシティ福岡の最終日。

一向に進まない車中で色々なことを思い出しておりました。

高校卒業後、福岡で最初に住んだのが姪浜
95年当時、海と砂浜しか無かった小戸に突然ポツンと現れた、出来たてホヤホヤの長〜〜い道路。
「この道はなんだろう?」「滑走路?」「レースしていいのかなぁ?」と寮のみんなでこの道を大いに活用させてもらってました。

そして数年後、あの思い出の道を中心に完成したのがマリノア。

妻とお付き合いしたのもちょうど開館した頃で、最初にデートしたのもココでした。
それから24年、お互い同じ時間を過ごさせてもらいました。

最近仲間入りしたこの坊主も、週末になると「まりおな、いきたい。」「とーます、のりたい。」がお決まりでした。

乗車券としてもらえるトーマスのカード。果たして今まで何枚のカードを集めたことでしょう。

 

 

ご縁があってマリノアのお仕事をさせてもらったことがあります。
マリノアが生産者とお客さまをつなぐ定期的なイベント『マリノアマルシェ』のロゴやポスター。

あれから7年経過してもずっと使っていただいていることが嬉しく、私も館内でロゴを見かけるたびにホッコリしておりました。

 

普段人が多いところが苦手な妻も、ここはほどよい館内スペースと海の見える光景が非常に合っているようで、用がなくともいつも連れ立った特別な場所。

オモチャ屋さんもある、好きな乗り物もある、この場所では何故か母親は暴飲暴食を許してくれる。息子にとってもここはパラダイスでした。

息子よ、福岡にこういう商業施設があったことを覚えときなさいよ。
そして数年後立て直される新しい商業施設を彼女と一緒に歩いたらいいさ。(てかモテろよ、お前!泣)

ありがとう、マリノア。 そして24年間本当におつかれさまでした。
思い出はずっとずっと家永家に残しておきます。

 

 

【 今日の1本 】 
シシリアン(1969年/124分/フランス)

フランスの名優、アラン・ドロンの訃報。
本当にどこを切り取ってもアナタはカッコ良かった。まさしく太陽でした。