悲しい入り方になりますが、私どもの職種は「経費削減」の象徴とも言えます…。
不景気の昨今、企業による広告費の削減は避けて通れません。
しかし、考えてみます。
削られて痛手がないモノは最初から削ってもよかったのです。
贅肉が落とされた後に残るモノこそ、本当に必要なモノ。
本当に必要なモノは無くなることはありませんから、大丈夫なのです。
何気にこう感じたのは、毎日のご主人の「仕事姿」からです。
彼は、まったくの「黒子」*で、なんなく「自分の色」を消しています。
「企業が抱える問題点を分析〜整理し、デザイン・アイデアで解決する」
それが仕事だと言います。
自分発信で作品を作る私とは真逆の世界で、真似できません。
「本物」だけを作ることが出来る人間だけが生き残れる
シビアなご時世になったとも言える昨今…。厳しいものです。
しかし、このような厳しいご時世にも関わらず
ご主人に依頼してくださるクライアント様。
心より感謝申し上げます。
毎回、様々な案件に触れさせていただき、共に戦ってくださる代理店様、
喜びの声をいただいた某企業の九州支社様、
手がけたロゴマークを今でも大切にしていただいている社長様、
アーティストの会報誌を楽しみにして下さるファンの方々、
本当にありがたく思います。
そして、同じ環境で、よき理解者でもあるフリーランスの皆様。
支えになります。
これからも、
幅広く老若男女どのターゲットにもスーっと届き、
心を動かすデザインを手掛けていってくれると
ご主人に期待しております。
* 「黒子(くろこ)」
歌舞伎などで、黒装束を着用し役者の介添や舞台装置を操作する人。
その様子から、影から裏方に徹する人を指す人で、
黒柳徹子の略語ではありません。