ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

全てにピントを。

昨年に続き、株式会社ビルドヒューマニーさまの経営計画発表会にご招待いただきました。

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会社設立に伴い、ロゴマークのコンセプト説明を壇上でさせていただいて以来、2年に渡ってオリジナルムービーの企画〜制作をご依頼いただいております。

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今年のテーマはとにかく「笑いと発見」。
全社員を質問者と回答者に分け、「こんな一面があったんだ!」と皆で共有できる仕掛けを約7分間流させていただきました。内部では当たり前のことでも、外部の客観的な目線で見るとそこに新しい発見があったりします。でもこの企画は社員皆さまのご協力あってのもの。忙しいお仕事の合間を縫ってアンケートにご回答いただき、本当にありがとうございました。

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ここ数年は個人事業主さまに加え、企業さまからも直接ご依頼受けることが増えており、新しい分野にチャレンジする機会をいただいております。
「社長の横に、アートディレクターを。」の精神でやってきたことが、少しずつですがカタチになり、よりよいパートナーシップでお仕事させてもらえるようになってきました。
ご依頼が増えてきたムービー制作も、ディレクションだけでなく実際に技術も習得していこうと考えております。

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今年の企画も大変喜んでいただき、私も感無量でございました。
壇上のご挨拶では、ムービーのコンセプトと少しだけ家族のことを映画『仁義なき戦い』を絡めてお話させていただきました。


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その日本映画史上に残る名作『仁義なき戦い』はこれまでの鶴田さん健さん任侠映画と決定的に違うところがあります。それは深い深い被写界深度。今までの映画がスターにピントを合わせ、他の役者はぼけているのに対し、深作さんはカメラマンに「限界まで絞ってくれ」と指示を出し、画面隅にいる端役の一人一人でさえしっかり立たせたことで有名です。
撮影前、大部屋の役者さんを集め、「お前ら全員入っているからな。油断するなよ。油断するな。」が口癖だったそうです。それが映画全体の緊張感を高め、あれだけの作品になったのだと思います。

 

「会社は社長のものではなく、社員皆のものなんです。」
優しい笑顔でその考えを体現されている甲斐社長はまるで監督のような方です。
このような方が代表だから皆ついて行かれるんだろうなと思います。
私は私にできること、「ヨソ者」の目線でこれからも皆さん一人一人にピントを合わせ、「ああ、やっぱりこの会社っていいな」と感じていただける企画を提案していこうと思います。

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ビルドヒューマニーの皆さま、本当にありがとうございました。
また来期に向けて準備いたしますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。
(この場を借りて、ご縁をいただいたY田さま、いつもウチを気にかけてくださるS藤さま、誠にありがとうございます!)