ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

熊本復興の一助に。

熊本県に来ました。

熊本の数ある名所の中でも特に熊本城は県民のシンボルでもあり、大切な歴史的・文化的資源。震災の大きなダメージにより修復中の状態で、その終了は2038年ともいわれています。

 

「日本のこれから先の文化観光の一助になる気概でお力貸してください」
プロデューサーK井氏の熱意に感銘を受け、喜んでプロジェクトに参加させていただいております。
テーマは熊本の復興、『記憶と記録』です。

熊本城は今までも幾度となく震災から立ち上がってきたという歴史があり、城内いたるところに築かれている石垣は、天災に対し技術力で立ち向かう過去未来の日本人の姿そのものを表しているように思えました。

今では県内でも一社だけとなった専門の石工職人さんから実際の修復作業を見せていただいたり、ガイドスタッフさんから熊本城にまつわるよりディープなお話を取材させていただきました。

↑この石垣は今が見納めで、これからシートに覆われ、お披露目できるのは12年後とのこと。

少しずつ、少しずつ、そして確実に、たくさんの人たちの想いが歴史を甦らせています。

 

熊本城を撮る天然カメラマンF庄氏を撮る私。

熊本城を撮る天然カメラマンF庄氏を撮る情熱プロデューサーK井氏を撮る私。(仕事しろ!)

 

朝9時にスタートした撮影も気づけば21時過ぎ。クライアントや関係者およそ20数名で回った熊本城近郊めぐり、気づけば16キロ歩いておりました。

そんなこんなで足腰もヘトヘトになりましたが、最後の取材先、天守閣から見る月が全て吹き飛ばしてくれました。

私どものアイデアやデザインが、熊本復興の一助となれるよう頑張ります。

 

そう、気づけば、12月。

一昨日までの温かさはどこへ。12月になりグッと冷え込み始めました。

靴を揃える。うがい手洗いをする。お片付けをする。オシッコに行く。歯を磨く。

 

サンタクロースの力を借りながら、息子(3歳10ヵ月)に教えている今日この頃。

 

「そんなんじゃ、サンタさん来ないよ。」

「あーあ、サンタさんに言っちゃおう。」

 

ついそんな言い方をしてしまっている自分に、もっと違う言い方があるんじゃないかと反省。なまはげ化しつつあるサンタさん。息子の特性を活かした方法を模索している毎日であります。

 

自身が褒められるとくすぐったい性分なので、わたしは褒め上手ではないのかもしない・・・そう自覚があるのであれば、尚のこと褒めることに注力せねば。

Every day is a wonderful day  since  I met you!mwah

 

これでいくしかない。

 

言霊娘。

おかげさまで結婚19周年を迎えることができました。
とりあえずここまでようやってこれたなぁと2人で顔を見合わせつつ、特に何もすることはない。。特別豪勢なものを食べるワケでもない。。いつも通りの一日。まぁこんなもんでしょう。

そんな感じでなんだかんだ来年は節目の20周年を迎えますが、最近一回目の節目10周年時のこんな出来事を思い出しました。

 


なにやるにしても「お金かかるからいつも通りでいいよ」が口癖の妻に、
「来年の10周年記念は盛大にやろうか?」と試しに聞いてみると、
「そうねぇ・・・。あっ!東京に行って、思い出の銀座あたりを歩こうか!」という予想外の返し。(ちなみに私が勤務していたデザイン会社は銀座にありました)
(・・・えっ?珍しい。。しかもえらいピンポイントで言ってくるなぁ笑)と、当時どんな案件でも受けれるだけ受け、日々余裕が無かった私は「・・・まぁ行ける状況だったらね笑」くらいに軽く流しておりました。 

2人してそんなやりとりも忘れていた一年後、ポストに入っていたのは妻がプライベートで応募していたポスターデザイン受賞のお知らせと表彰式の招待状。
よく見るとその式典の開催場所がなんと東京銀座、しかも日付は結婚記念日の11月23日。
一年365分の1の確率かつ、開催場所もピンポイント。
「ウソ〜!」と夫婦して鳥肌を抑えながら 、本当に結婚記念日を東京で迎えることになりました。
 

今の住居がまだ砂利の駐車場だった頃、ふと立ち止まり「私ここに住みそうな気がする」と言って私に失笑をもらった数週間後、「売土地」の看板が掲げられたかと思うと、様々なご縁で本当にそこに居住を構えることになったり、本当にこの人は不思議な人です。(飲み会で出会った易者の方が妻を見て「いた!」と言ったこともあります。)
 
 
さぁ、来年は記念すべき20周年目。
ウチの言霊娘が次はどんな予言をしてくれるのか楽しみです。


 

【 今日の1本 】 
すばらしき世界(2021年/126分/日本)

19年、本当に辛いことも楽しいこともたくさん経験してまいりましたが、なんだかんだ素晴らしい人生だったね、と縁側で言えたらいいなぁと思います。
(ちなみに西川美和作品全部好きですが、こちらはあの『ゆれる』を超えるほど「すばらしき」作品です)

 

ロケット公園で、おったまげ。

桜の木もすっかり紅く染まり、差し込む日差しも柔らかくなってまいりました。

のんびり愛犬とまどろむお姿↓に、見ているコチラも癒やされます。

そのまどろみに近寄る、我が家の愛犬・・・。

まどろみをぶち壊す、我が家の愛犬。

すみません(汗)と平謝り。犬社会を理解するのは至難の業です。

 

息子(3歳10ヵ月)はというと、揺れが怖かったブランコもすっかり楽しくなったようで、そんなちょっとした変化に成長を感じます。

そんな息子を前に、「一緒になって遊ばなきゃ、公園じゃないでしょっ!」と張り切った結果、

見事に滑り落ちる↓↓↓。

(左下:「母ちゃん・・・マジか。」の顔をしている息子の影)

 

そりゃ、そーだ。

両手上げて滑ったら、そーなるだろよ。

 

 

軽く腰を痛めて、公園を後に。

心意気と体力が交差しない、そんな週末でありました。

 

おい見たぞ、は嬉しい。

先月納品しました佐賀県の『吉野ヶ里遺跡御朱印
5日(土)付けの佐賀新聞にてご紹介いただいております。

中学校、高校の友人たちとはお互い家庭もあり仕事もあり会う機会もだいぶ減りましたが、こういう時に「おい見たぞ」、「なんや『デザイナー』って笑」と写メが届くとやはり嬉しいものです。

これからも両親に喜んでもらえるよう、地元の仲間たちに忘れられないよう(泣)、地域の発展に役立つよう頑張っていきます。

 

新しい領域。

台湾カステラ百々鷹さまの紙袋。
T岡GM自ら届けてくださいました。(わざわざすいません泣)

オープンから一切販促展開をされていないにも関わらず、店舗でも催事でも売れ行き好調という嬉しいご報告。この紙袋も有料ですが、「カワイイ!」と皆さんカステラと一緒に購入してくださっているようです。
「ただ、商売はそんなに甘くありません。今がずっと続くとは限らないので、常に新しいものを取り入れてかき回していかないと」と、さすが元料理人ならではの表現、T岡さん。
これからじっくりと販促物やコンテンツ強化に取りかかられるそうです。

今までのアートディレクションから、今回は『コンテンツディレクション』というミカドヤにとっても新しい領域をご相談いただき、私たちもますます勉強していかなければなりません。かき回していかなければなりません。『ミカドヤな日常』の隠れファンという(隠れるなっ!)T岡さんのご期待に応えないといけません。

これからも愛されるお店づくりに私どもの知識が活かせるよう、精進していきたいと思います。

 

参戦、城南フェス。

秋空の下、城南フェスティバルが開催されました。

少しずつ復活しつつある地域のイベント。

派手やかなフェスもいいんでしょうが、わたしはやっぱりコッチ派。

メディアで発信される眩しい賑わいよりも、地域のほんわかした雰囲気が大好きです。

焼きトウモロコシ、地鶏の炭火焼き、ちらし寿司、ポップコーン、クッキー、シフォンケーキ、どれもこれも安くて美味いっ。

場所を変えて、本日の目的でもある『はたらく車』とのふれあいコーナーへGO。

(注意、事故現場ではありません。)

街行く姿はよく見ても、実物を間近で拝めるとなりますと、このテが好きな子供たちにはたまらないイベントのようです。

親だってそのことを知っていますから、何十分も待ってでも見せてやりたい、触れさせてやりたい、そんな保護者たちで会場はいっぱい・・・。

ポンプ車、白バイ、パトカー、高所作業車、憧れの車に子供たちは大はしゃぎ。

うん、確かに迫力あってカッコイイよね!

 

・・・あれ?

息子よ、どーした?

まさかの、一周回ってテンションが下がる、ってやつかい?

 

「ヤダ、のらない。」
いよいよとなったら、気後れしてしまう、息子あるある(母似)。

 

とにかく、せっかくですから写真でも撮っておこうとカメラを向けたら・・・、

よりによってこんな日に紛らわしい格好で来ていた、父親↓。

「オイ、キサン、ナンバトリヨートヤァ?」
連行される前に、テレビカメラに向かってイチャモンをつける・・・おなじみのセリフが聞こえてきそうです。

 

ややこしいご主人と、もじもじの息子をよそに、私はパトカーに乗車。

〜婦人警官のMに捧ぐ〜

 

 

息子(3歳10ヵ月)のおかげで、童心に返ることが増えました。同時に、自分たちを育ててくれた両親のことも想うようになりました。

息子が大きくなって、同じことを想う日もくるのでしょうね。