桜咲く入園式から一年が経ち、息子もそろそろ進級。
この一年間の送迎で、朝夕の四季を感じてくれたことでしょう。
一年前を振り返ると、不安げな息子を励まそうと「来月からいよいよ保育園生かぁ」「友達いっぱい作ってこいよ〜」なんて口では言っていた私。
とうとう入園式が迫った3月のある夜、フジテレビ系『SDGs音楽特番 未来はぼくらの歌の中』で流れたのがハナレグミ(SUPER BUTTER DOG)の名曲『サヨナラCOLOR』。。
これまでのこと、0歳からの2年間ずっと一緒にいたことを思い返し、お酒も手伝って十数年ぶりに泣きじゃくってしまいました。
なんでそこまで入ったのか自分でも定かではないのですが、「何があったの!!」と、寝ている妻が飛び起きるくらいの大号泣。妻曰く、その泣き方は尋常じゃなかったらしく、ヒックヒックしながら「嫌だ!」「保育園行かせたくない!」「離れたくない!!」とダダをこねていたそうです(おいおい、こんなんで親父やっていけるのか泣)
でもこれは私が悪くない。サヨナラCOLORが悪いのです。あの名曲がいけないのです。
そんな情けない親父をよそに息子はこの一年間、慣れない集団生活でも一生懸命明るく頑張ってくれました。たまに玄関で半ベソかくときもありますが、園に入ると決心するのか元気に走り回っているようです。大人同様、子供たちも頑張っているんだと思います。社会の一員としての躾はもちろんやりますが、できるだけ一緒にいる時は甘えさせてやろうと思います。
そう、『SE7EN』でサマセットがトレーシーに言ったセリフです。
その甲斐あってか、園では好き嫌いなく何でも食べ、箸も上手に使え、着替えもでき、家では食べ終えたトレイをキッチンに持ってきます。そして、そして、妻念願のトイレもちゃんと自分でできるようになりました。その成長ぶりは目を見張るもので、本当一年でこうもたくましくなるのかと驚くばかりです。先生方、本当にありがとうございます。
そうこうしながらも刻一刻と時間は過ぎていくものです。
成長してくれるのは嬉しいけど、
息子よ、もう少し今のままでいてもいいよ。(また親父が泣くぞ)
【 今日の1本 】
プライベート・ライアン(1998年/170分/アメリカ)
平和なことがどれだけ有り難いことなんでしょうね。